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素晴らしい製品やパフォーマンスに感動ーぐんまインクルーシブフェスタ開催

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素晴らしい製品やパフォーマンスに感動ーぐんまインクルーシブフェスタ開催

教育全般

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2024.12.06 
tags:ぐんまインクルーシブフェスタ, ぐんまインクルーシブフェスタ2024, アンカンミンカン, 桐生商業高校, 桐生清桜高校, 渡良瀬特別支援学校, 群馬県 特別支援学校, 群馬県教育委員会

ぐんまインクルーシブフェスタ2024 司会を務めたアンカンミンカンの二人(群馬県庁 県民ホール)

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 群馬県教育委員会(平田郁美教育長)は6日、すべての人がお互いの人権と尊厳を尊重し合いながら生きていく社会の実現を目指す教育(インクルーシブ教育)を推進する目的で、県庁1階の県民ホールで「ぐんまインクルーシブフェスタ2024」を開催した。同イベントは初の開催で、県内の特別支援学校27校による作品展「第30回ハートフルアート展」とあわせて行われた。

 イベントでは渡良瀬特別支援学校(みどり市)など10校が作業学習でつくった製品を展示販売。藤岡特別支援学校高等部、藤岡北高校、藤岡工業高校、万場高校の4校が共同開発した「ダブルニジマスバーガー」も限定100食で販売された。

 作業学習で作られた優れた製品には今年制定された統一ロゴマークが付与され、選ばれた製品の発表会も行われた。

 富岡特別支援学校の「絹織物のバネぐち小物入れ」はカラフルな生地を切り取って制作。制作に携わった同校高等部2年の岩﨑意武樹さんは「ミシンを使うのが得意。(選ばれて)嬉しい」と笑顔を浮かべた。

 伊勢崎高等特別支援学校の「伊勢崎ウール絣バッグ」は伊勢崎銘仙を生かして制作。老若男女問わず使えるデザインで伝統と環境に配慮したという。制作者の同校2年の五十嵐美幸さんは「布地が厚くて縫うのが大変だった」と制作時の苦労を明かした。

 

イベントの様子

【画像】統一ロゴマーク付与製品の発表会

【画像】高崎高等特別支援学校の生徒が制作した「ミニトートバッグ」(奥)と「IDカードホルダー」

【画像】伊勢崎高等特別支援学校の生徒が制作した「伊勢崎ウール絣バッグ」

【画像】富岡特別支援学校の生徒が制作した「絹織物のバネぐち小物入れ」

【画像】限定100食で販売された「ダブルニジマスバーガー」

同時に開催された「ハートフルアート展」

 昼過ぎから渡良瀬特別支援学校と桐生清桜高の和太鼓部のコラボ演奏や渡良瀬特支の和太鼓部と桐商のダンス部のコラボが披露された。

 和太鼓のコラボは「インクルーシブなイベントなので一緒に演奏したい」と清桜高の申し出で実現。事前に打ち合わせを1回しただけのぶっつけ本番だったが、見事な演奏で客席を魅了した。

 桐生市立商業高校は年1回、渡良瀬特支の音楽集会という行事を通じて吹奏楽部が参加している。その縁がコラボにつながった。渡良瀬特支の生徒の和太鼓に合わせて、桐商ダンス部の生徒が見事にダンスを披露した。

 上演が終わるごとに会場からは大きな拍手が沸き起こった。昼休み中に来場していた県職員も「(パフォーマンスに)感動しました」と感想を語った。

 司会をつとめた群馬住みます芸人・アンカンミンカンの富所哲平さんは「普段の作業で作った製品を直接お客さんのもとに届けられる体験は子どもたちにとって貴重。普段、なかなか接点を持てない(特支の)生徒さんたちと商品などを通して繋がれるのは非常に素晴らしいこと」と話した。

【画像】渡良瀬特支と桐生清桜高の和太鼓部のコラボ

【画像】渡良瀬特支の和太鼓部の演奏風景

【画像】渡良瀬特支の和太鼓部と桐商ダンス部のコラボ

 イベントは8日まで行われ、7日(土)は県庁内NETSUGENでシンポジウム、8日(日)は県庁ビジターセンターで映画上映とトークセッションが行われる予定。

(編集部)

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