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耕作放棄地からグンマの特産へ 太田市でキャッサバ苗植え体験会 若手農家・矢島さんに約30人が応援集結【映像あり】

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耕作放棄地からグンマの特産へ 太田市でキャッサバ苗植え体験会 若手農家・矢島さんに約30人が応援集結【映像あり】

ライフ

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2025.05.11 
tags:キャッサバの苗植え会 太田市, 矢島 京明 キャッサバ

 太田市産の「キャッサバ」の普及につなげようと11日、同市細谷町の農地で農業体験会「キャッサバの苗植え会」が行われた。

   同市の耕作放棄地でキャッサバの生産に取り組む矢島 京明さんは、キャッサバポテトフライの味に魅かれ、3年前に都内の営業マンから農家に転身した三十代の異色の若手生産者。昨年に引き続き2回目の開催で、SNSの呼びかけに応じ、市内外から子どもや保護者ら約30人が応援に駆けつけた。

 

 キャッサバは南米原産の根菜で、アフリカや東南アジアでは主食作物として盛んに栽培されている。日本ではタピオカドリンクの原料としてブームを起こし、最近では「バイオマス燃料」の新たな再生可能エネルギーとして注目されている。

 

 体験会では同町の2か所の元桑畑 計3千平方メートルに、参加者は手分けして約500本の苗を受け付けた。矢島さんは「カラスがいたずらして、苗をほじるので、根を深くしっかりと植えてね」と参加者にアドバイスし、子どもたちは慣れない土いじりに汗を流した。

 

 昨年は豊作でキャッサバの塊根だけで約8トンの収量があり、大泉町のスーパーなどの直売だけで完売。ブラジル系住民たちからの評価も高い。今年は10トンの収穫を目指し、グンマの特産として全国に広める構想を持っている。

 

 矢島さんは「外はザクザク、中はホクホクした食感で美味しいです。まずは地元の方から、そのおいしさを伝えたい」と話し、大泉町から父と兄の3人で参加した大泉西小3年の田中 柚花さんは「自分で植えたキャッサバを早く食べてみたい。来年も手伝います」とはりきって農作業を手伝っていた。

 

(編集部)

情報提供

この記事は光ケーブルテレビ放送部から情報提供を受けています。

 

 

 

 

 

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編集部より 記事は配信日時点での情報です。

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