母との確執乗り越えた体験も 桐工・藤田優佳さんら県大会へ 定時制と通信制生徒6人発表─桐生みどり地区
桐生・みどり地区の公立高校定時制・通信制生徒による生活体験発表大会が25日夜、桐生工業高校で開かれ、参加校代表の6人が自らの体験に基づく思いを発表した。定時制1位となった藤田優佳さん(桐工定時制3年)は、母親との言い合いで初めて思いを吐き出せたことをきっかけに、嫌いだった母との確執を乗り越えることができたとし、「気を使いすぎず、相手にきちんと思いを伝えることも必要」と訴えた。
同地区の公立高校定時制・通信制3校(桐商定時制、桐工定時制、桐高通信制)の生徒が一堂に会する恒例行事。各校2人ずつの計6人の発表者が自らの悩みや思いを7分間で発表するもので、今年で72回目を迎えた。
藤田さんは「母娘の重圧と葛藤」と題して3人目に発表。家庭内で母親の機嫌を取るうち、学校でも他人の機嫌を取るようになり、そんな自分が嫌になり疲れ果てて、中学時代に不登校になった経験を語った。
転機となったのは桐工定時制2年目の夏。母と言い合いになって初めて口げんかをしたときだ。「思っていたことを吐き出せて、救われた気がした。その時初めて母と向かっていると感じた」と振り返った。
以来、母娘は互いの話を聞くようになり、関係が良くなっていった。「当時の母は(娘の心配で)いっぱいいっぱい。他者の視点で物事をとらえられるようになった。いっぱいいっぱいのときはまず息抜きをして心を休ませることが必要」と述べた。
その上で「気を使いすぎず、相手にきちんと思いを伝えることも必要と感じた。今なら母にごめんね、ありがとうと伝えたい」と締めくくった。
定時制ではこのほか、「出会いと彩りと」と題して発表した桐商定時制4年の高草木有里さんが2位入賞。「『できない』じゃない、一人じゃない」と題した桐商定時制1年の山越羽夏さんと、「私を変えた三つの魔法の言葉」と題した桐工定時制3年の松嶋佑樹さんが、ともに3位に入った。
藤田さんは、10月17日に前橋清陵高校で開かれる全国高校定時制通信制生徒生活体験発表大会の県予選で、桐生・みどり地区定時制代表として発表する。
通信制では、桐高通信制4段階の齋藤あかりさんが「流れつく先」、同じく天田美桜さんが「夢」と題してそれぞれ発表し、特別賞を受賞した。
2人ともすでに上位大会への出場が決定済み。天田さんは10月17日の県予選に通信制代表として出場するほか、齋藤さんは10月4日に新潟県で開かれる関東地区高校通信制教育研究大会の生活体験発表大会に出場する。
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