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「正しい知識を持ち、甘い誘いに決して惑わされないで」 麻薬取締員が樹徳中で薬物乱用防止教室

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「正しい知識を持ち、甘い誘いに決して惑わされないで」 麻薬取締員が樹徳中で薬物乱用防止教室

教育全般

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2025.10.03 
tags:樹徳中, 樹徳中 薬物乱用教室, 若者 大麻

 樹徳中学校で3日、群馬県健康福祉部麻薬危険薬物係の麻薬取締員・大島裕之氏による薬物乱用防止教室が行われた。同教室は毎年開催されており、今年は1~3年生125人が参加し、大島氏の話に熱心に耳を傾けた。

 大島氏は「薬物は自分の体だけでなく、家族や社会にも深刻な影響を与える」と強調し、正しい知識を持つことの重要性を訴えた。

 講演では、覚醒剤や大麻、コカイン、MDMAなどの代表的な違法薬物について、その作用や依存性を説明。「最近では大麻を含んだグミやクッキーなど食品に混入されるケースもあり、若者が被害に遭う危険が高まっている」と警鐘を鳴らした。

【写真】薬物の恐ろしさについて説明する大島氏(樹徳中 講堂で)

 また、大島氏は薬物の恐ろしさとして、脳の萎縮や幻覚・妄想、精神障害の発症に加え、依存症による「やめたくてもやめられない状態」について解説。再犯率の高さも指摘した。さらに、薬物乱用が犯罪や暴力団の資金源につながる社会的問題であることも訴えた。

 全国的には覚醒剤事犯が減少傾向にある一方、大麻の摘発件数は若年層を中心に増加しており、中高生の検挙数も年々増えているという。

 2024年には大麻事犯検挙数6,342人のうち、30歳未満が約73%、20歳未満が約18%を占めた。群馬県でも同様の傾向が見られるという。

 大麻に手を染めたきっかけとして、「好奇心や興味本位」、「その場の雰囲気」が約6割に上り、他人から誘われて始めるケースが多い。

 大麻は「精神疾患にならない」、「医療大麻もあるから安全だ」といった誤った言説がSNSなどを中心に流布され、覚せい剤などの他の薬物に比べ、有害性の認識が低いのも問題だと大島氏は指摘。使用罪がないから使っても問題ないという情報も出回っているが、昨年12月の法改正で麻薬および向精神薬取締法の規制対象となったことを紹介した。

 最後に大島氏は「薬物乱用は“自分だけの問題だからいい”というものではない。正しい知識を持ち、甘い誘いに決して惑わされないでほしい」と生徒に呼びかけた。

 講演を聞いた1年生の小田切悠太さんは「群馬県でも検挙数が増えていて、意外と身近なところにドラッグが潜んでいることを知り、怖いと思った」と話した。

(編集部)

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編集部より 記事は配信日時点での情報です。

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