ミャンマー天然日焼け止めの効果検証 SSH課題研究の集大成披露 桐高3年生の10班口頭発表
先進的な科学技術・理科・数学教育を行う「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」に文部科学省から指定されている県立桐生高校(新井高広校長)で2日、3年生を代表する10班がSSH課題研究の口頭発表を行い、ミャンマーの伝統的な天然化粧品に科学的な日焼け止め効果があるとした検証結果などを発表した。
同校は2007年度から継続してSSH指定(1期5年)を受けており、今年度は4期目の最終年度。3年生の(2年時)発表で優秀だった自然科学系領域5班、社会科学系領域5班がそれぞれの研究成果を発表した。
第1体育館で発表した自然科学系領域5班のうち、特にユニークだったのは、東南アジアのミャンマーで使われている伝統的な天然化粧品「タナカ」の日焼け止め効果を科学的に検証する研究発表だ。
発表者は大岡眞依さん、山村優里菜さん、女屋結唯さん、小林雪乃さん、須藤夏希さん、平尾華凛さん(3年)。昨年3月のミャンマー地震のニュースで現地女性が顔に塗っている同化粧品を見て発想した。
タナカ(ミカン科の樹皮の粉末)を水などに溶かしてろ過した溶液にブラックライトを当て、紫外線感知ビーズで日焼け止め効果を測定し、大きな効果が出たとした。
さらに分光センサーを用いた透過率測定の追加実験で、タナカに紫外線吸収剤のフェルラ酸が含まれていると断定、タナカには科学的に一定の日焼け止め効果があるとした。
指導助言者として発表を見守った大澤研二・群馬大名誉教授は「なぜこの実験方法にしたのか、本人たちが分かるのは当然だが、発表を聞いた人たちにも分かりやすく伝わる工夫が大事」と改善点を指摘した。
自然科学系領域5班で最優秀に選ばれた班は、8月上旬に神戸市で開かれる全国のSSH生徒研究発表会に参加する予定。
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