群馬公立高入試、平均点アップ 思考力・読解力重視が鮮明に 受験者平均は291.5点 26年度群馬県公立高校入試ー県教委
群馬県教育委員会は17日、2026(令和8)年度の公立高校入学者選抜(全日制・フレックス)の結果を発表した。
受験者平均は291.5点(昨年度287.5点)、合格者平均は292.3点(同288.6点)で、いずれも昨年度を上回った。
出題方針について県教委は、「群馬県教育ビジョンや中学校学習指導要領の趣旨を踏まえ、知識・技能とともに、それらを活用して課題解決に必要な思考力・判断力・表現力を問う内容とした」と説明している。
近年は、単なる知識の再現や計算力を問う問題から一歩進み、「考える過程」を重視する出題へとシフトしている。例えば国語では、複数の文章を読み比べて内容を踏まえて答える問題や、自分の考えを表現させる設問が増えている。こうした出題は、「何がどこに書いてあるか」といった単純な問いにとどまらず、情報を整理し、判断し、言葉で表現する力を見ることを狙いとしている。県教委の担当者は「思考の流れを大切にしながら、生徒が考え、判断し、表現する力を引き出したい」と話す。
一方、記述式問題の割合は減少しているが、設問ごとに「記述で測るべきか、選択式でも同様の力が測れるか」を精査した結果だという。形式にかかわらず、評価する力の本質は変わっていない。
実際、社会では二つの文の正誤を組み合わせて判断する問題や、正解数を指定しない複数選択問題が増加。「知識と思考力の両面が問われる内容になっている」と大手学習塾関係者は指摘する。
問題内容について県教委が行ったヒアリングでは、中学校から「日常生活と結び付けて活用する出題で、授業の中でいかに思考力を働かせるかが問われていた」「学習指導要領に沿った出題であり、日頃の授業を大切にすることが重要だ」といった声が寄せられた。
また高校からは「基礎的な知識を問う問題と、深く考えさせる問題がバランスよく出題されていた」「問題文や資料の読解力を必要とする問題が多く、受験生の総合的な学力を把握できる」との意見があった。
導入から2回目となるウェブ出願については目立ったトラブルはなかった。県教委は今後、市町村教委を通じて教員や保護者へのアンケートを実施する方針。
受検者は10,699人で10,160人(再募集、定時制追加募集人数含む)が合格した。
【各教科の平均】得点率(%)については編集部で追加した。前年に比べ得点率が5%以上上昇した大問は■、5%以上下がった大問は■で示した。
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【過去4年の教科別の受検者平均点の推移】

(編集部)
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