「エイ、エイ、オー!」小学生43人 新田武士団を再現 太田市の鏑矢祭
南北朝時代の武将・新田義貞の鎌倉攻めにちなむ伝統行事「鏑矢(かぶらや)祭」が8日、太田市新田市野井町の生品神社で行われた。
同神社は1333年(元弘3年)、上野国新田荘の御家人であった新田義貞が鎌倉幕府討幕へ出陣する前に、戦の吉凶を占うため鎌倉の方角に向けて矢を放った場所とされる。同神社鏑矢祭保存会が挙兵した5月8日の日に合わせて毎年、歴史的な故事を再現している。
開会式では穂積昌信 太田市長が「多くの子どもたちが未来へ向かって矢を放っている。この行事を引き続き、この地で継続させていきたい」と祝辞を寄せた。
境内には、地元生品小学校の6年生男子児童43人が当時の武士団を模して、大中黒(新田氏の家紋)のはちまきに黒袴のいでたちで登場した。出陣式に臨むと、「魚鱗の構え」と「鶴翼の構え」の陣形に素早く展開、「撃て!」の掛け声ともに竹製の弓を南西の方角に向けて、矢を一斉に放った。その後、「エイ、エイ、オー!」の勝どきを上げて境内を一周した。
弓の練習に励んでいた同小6年生の男子児童の一人は「数多く弓を射ってきた中、本番で一番上手に、長く矢を飛ばすことができた」と話し、目を輝かせていた。
同小学校では郷土の歴史に関心を深めようと、総合学習の一環として、先月24日から弓矢の練習や隊列の組み方、戦士としての心構えなどを学んでいた。

【写真】南西方向に向けて矢を放つ生品小の児童ら(生品神社で)
(編集部)
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