みんなで創る 投稿型広域学校新聞

　全国の小中学生を対象に公募した、わたらせ渓谷鐵道「こども鉄印コンテスト」の中学生部門・最優秀賞に桐生市立川内中学校２年の田口青空さんが輝き、大間々駅展示車両前でこのほど表彰式が行われた。

■「魅力伝わったらうれしい」
　今回初開催となった同コンテストは、鉄道旅の記念となる「鉄印」を小中学生に自由にデザインしてもらうことで、鉄印帳のファン層拡大と、子どもたちの地域愛を育む機会創出を目的として、第三セクター鉄道等協議会などが企画。鉄道会社８社がそれぞれ作品を募集した。

中学生部門で最優秀賞に輝いた川内中２年の田口青空さん（大間々駅展示車両前で）

　わ鐵には全国から２２作品の応募があり、小学生低学年部門で栃木県日光市の山越甚太朗さん、高学年部門で神奈川県秦野市の山田夏実さん、中学生部門で川内中の田口さんが最優秀賞を受賞した。

　田口さんは、紅葉で色づいた渓谷を走るトロッコわっしー号をイメージしたイラスト作品を制作。「わ鐵は私たちの地域にとても身近な存在。わっしー号など、車両のデザインもかわいいので、多くの人にわ鐵の魅力が伝わったらうれしい」と笑顔をみせた。

　わ鐵の品川知一社長は最優秀賞の作品について「今後販売なども検討していけたら」と話した。