清桜高1年生、探究で桐生の重伝建地区などを取材
桐生清桜高校(今井貴子校長)は9日、10日の2日間、1年生を対象にした地域探究授業「桐生市・みどり市のまち歩き」を実施した。
生徒たちはこれまで桐生市やみどり市の地理、文化、産業について調べ学習を行ってきた。今回地域の名所などを実際に訪れ、関係者に話を聞くことで、地域理解を深めるのがねらい。
9日の桐生エリアのまち歩きでは天満宮や四辻の斎嘉など重伝建地区内の7カ所に織都桐生案内人の会のメンバーを配置。同校1年生40人が1組5人の班を作り、それぞれが興味を持った重伝建地区の2~3カ所を巡りながら、インタビューや動画撮影などを行った。
天満宮の案内を担当した案内人の登坂慶子さん(74)が「社殿の裏側にある彫刻は江戸時代に関口文治郎が8人の弟子たちとともに作り上げた素晴らしい作品で、地元の人でも知らない人が結構いる。是非見ていってほしい」と話をすると、案内された生徒たちは裏側へ。生徒たちはスマホで撮影しながら、文治郎一門の彫刻を見入っていた。
太田市出身で同校1年生の小沼瑞奈さんは「(桐生の町中は)初めて訪れた。古い町並みの素晴らしさを知った」と感想を話した。
生徒たちは撮影した動画を3分程度の動画にまとめ、校内で発表する予定。
【写真】案内人(向田裕之さん㊤、登坂慶子さん㊦)の説明を受ける清桜高1年の生徒たち(桐生天満宮で、9日)
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