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「期待以上のことをやろう」・大間々高で進路講話・西RC会長ら〝仕事〟語る

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「期待以上のことをやろう」・大間々高で進路講話・西RC会長ら〝仕事〟語る

教育全般

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2024.05.19 
tags:大間々高校, 大間々高校 進路支援講話

 県立大間々高校(荻野葉子校長、全校生徒342人)で15日、恒例の進路支援講話が行われた。桐生西ロータリークラブ(RC)の会長ら講師2人が、〝仕事〟に取り組む姿勢について持論を展開。同校3年生108人に対し、「周囲の期待以上のことをやろう」と呼びかけた。

 進学や就職を控えた同校3年生に対し、進路を決める際の参考にしてもらおうと、西RC会員が講師を派遣し、10年以上前から毎年講話を開催している恒例行事だ。
 今回講師を務めたのは、西RC会長でダスキン渡良瀬代表取締役の青山豊さん(62)と、同会員で新宇商店取締役の新井みゆきさん(63)。

講話中に笑顔で生徒たちに語り掛ける青山さん(大間々高校体育館で)

生徒たちとの言葉のやり取りを楽しむ新井さん(大間々高校体育館で)


 青山さんは「私の考えでは仕事と労働は違う。仕事は決して強制されるものではない。やる気に満ちて何かを作り上げたり成し遂げたりする行動だが、労働は生きるためだけにするもの。みなさんはぜひ仕事をしてください」と生徒たちに呼び掛けた。
 また、生徒を指名して段ボール箱を手渡し、「そこに置いといて。自分が捨てるから」と一言。生徒が箱のまま置いていくと「70点。段ボールを解体すれば捨てる人が助かる。相手のことを考え、周囲の期待以上のことをやるのが大事」と訴えた。
 段ボールを手渡された田中結朔(ゆさ)君は講演後、桐生タイムス社の取材に「迷ってしまったが、もし(自分の所属する)野球部での出来事なら、みんなすぐに箱を解体したはず。野球部員たちのスタンスは間違ってないと嬉しく思った」と語った。
 新井さんは「若いうちは社会に出ていろんな経験を」「聞かれたら手を挙げて物事を伝えられるように」と生徒たちに要望。「社会に出たらぜひ『自分の人生を自分で決められる人』になって」とエールを贈った。

 

桐生タイムス

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