旧沢入小で最後の発表会 サーカス学校、旧東中への拠点移転で
9月から練習拠点をみどり市東町神戸の旧東中学校体育館に移す沢入国際サーカス学校が23、24日、旧沢入小学校体育館での最後の発表会を開催する。
同校は2001年9月、前年度で廃校となった旧沢入小に開校。日本で唯一のサーカスアーティスト養成機関として、プロのパフォーマーを数多く輩出してきた。現在も卒業生30人ほどが現役のパフォーマーとして国内外で活躍している。
旧沢入小施設の老朽化による取り壊しの方針を受け、今年3月に廃校となった旧東中体育館に、9月から練習拠点を移すことが決まった。
同校を運営するNPO法人国際サーカス村協会の西田敬一理事長は「最後に楽しく、『21年間ありがとう』という思いを込めた発表会にできれば」と話す。
発表会には、在校生5人のほか、卒業生や特別ゲストも出演予定。23、24両日とも午後1時半開演。入場無料(カンパ歓迎)。
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同協会は練習拠点移転に際し、電動昇降機を購入するための寄付を呼び掛けている。
旧東中体育館の高さが沢入の2倍の10㍍あることから、エアリアルなど空中演技に使用する道具をつるしたり外したりするために、電動昇降機による作業が欠かせないという。寄付に関する問い合わせは同協会(電0277・70・5010)まで。