高校生、測量技術で腕試し 桐生工業高校でものづくりコンテスト県大会
2022年度高校生ものづくりコンテスト測量部門の群馬県大会がこのほど、県立桐生工業高校校庭で開かれ、桐生工業、高崎工業、前橋工業の3校5チームが測量の腕を競った。
県内工業高校の持ち回りで毎年開催している大会。今年度は桐工を会場に、桐工A・B、高工A・B、前工Aの5チームが、3人一組のチームプレーで五角形閉合トラバース測量の外業(校庭での踏破・実測)と内業(測量データの計算・分析)で競技に挑んだ。参加予定だった利根実業は、新型コロナウイルス感染の影響で残念ながら棄権した。
5チームのメンバーは、校庭に描いた五角形の図形を歩いて確認する作業からスタート。作業手順を共有し、いよいよ作業開始。使い慣れた測量機器をスムーズに運び、ポイントに固定し、目安となる20分という時間に留意しながら、てきぱきと作業をこなした。
内業では、外業で得たデータを使って計算にチャレンジ。その結果、高工A(中村一斗さん、森田康介さん、吉田琉唯さん)が572点と、2位の前工Aを6点差でかわして優勝。9月3日に千葉県立京葉工業高校で開催される関東大会に県代表として出場することが決まった。桐工チームも健闘したが、残念ながら入賞を逃した。