桐高に“甲子園切符”届く 「関東」制した茶華道部チームに─花の全国大会
県立桐生高校(高橋浩昭校長)の茶華道部・華道班2年生の加藤あいさん(16)、松井優香さん(17)、渡部光琉さん(17)でつくるチーム「乙女桜」が、11月13日に京都の池坊会館で開かれる「Ikenobo花の甲子園」の全国大会に関東地区代表として出場する。
24日、同大会のエリアサポーターで「群馬住みます芸人」の「アンカンミンカン」(吉本興業所属)の川島大輔さん(39)と富所哲平さん(39)が同校を訪れ、3人に全国大会行きの巨大切符を手渡した。
同大会は華道家元池坊(本部・京都市)が2009年から開催している、池坊いけばなを学ぶ高校生を対象とした大会。今年9月にリモートで行われた全国8地区の予選には150チーム(3人一組)が出場。「乙女桜」は全国で最も多い28チームが参加した関東地区大会を制し、統合前の県立桐生女子高校時代からの実績を含め、2年連続5度目の全国大会出場を決めた。全国大会には予選を突破した9チームが出場する。
同高の茶華道部・華道班は1年生2人、2年生7人の計9人で毎週月曜日に活動し、外部講師の西場小杜子さん(73)から指導を受けている。今年6月に部内の選考で3人が選ばれ、7月末ごろから大会に向けて練習を重ねてきた。
桐高OBの富所さんは、後輩たちの活躍に「大変喜ばしいこと」と話し、川島さんは「母校じゃないけど応援しています」とエールを送った。
部長でチームリーダーの加藤さんは「3人ともいけばなを始めたのは高校からなので、まだ技術面での不安はある。でもチームワークなら歴代の先輩方にも負けない。3人でさらに技術力を上げて、優勝を目指して頑張りたい」と意気込みを語った。
(桐生タイムス)