30日からサステナブルウイーク 5つの“祭り”イベント─みどり市商工会
みどり市商工会(木村茂光会長)は30日から11月13日まで、「持続可能な街づくり」をテーマにしたイベント「サステナブルWEEK2022」を同市大間々町と東町で2週間にわたり開催する。今年は大間々高校でSDGs(持続可能な開発目標)を探求する有志グループ「みらい塾」の生徒らが考案した「謎解きスタンプラリー」など、五つのイベントを実施。みらい塾の生徒は「商店の人たちとコミュニケーションを取りながら、まちを散策できるイベント。みどり市の魅力を地元の人たちにも改めて知ってもらえたら」と話す。
同イベントは、SDGsの一つ「住み続けられるまちづくり」に焦点を当てた取り組み。昨年は新型コロナウイルス禍に対応した、オンラインによる情報提供や交流人口の創出などを図る取り組みとして、郷土料理などのレシピを共有する「ツナグ飯」と渓谷をイメージした「KEIKOKUカレー」プロジェクトを展開した。
2年目の今回は五つのイベントを実施。10月30日にオープニングイベントとして、ステージイベントやワークショップなどの「サステナ文化祭」をみどり市多世代交流館(同市大間々町、旧福岡西小)で開催する。
11月6日には、同所でスポーツイベント「サステナ体育祭」を開催。桐生第一高出身の元プロ野球選手・一場靖弘さんによる野球教室や、体操の池谷直樹さんらによる跳び箱アクロバットパフォーマンスなどが行われる。また、みらい塾とのコラボカフェを出店。市場に出せない野菜を使ったお好み焼きなど、食品ロス削減をテーマにしたメニューを提供する。
最終日の11月13日には、まちなか交流館(大間々博物館そば)で地元の伝統料理と新商品が楽しめる「みどり市グルメ交流祭」を開催。
期間中に実施する「サステナカレー祭」は昨年好評だった「KEIKOKUカレー」などカレーアレンジ商品を32店舗が展開。みどり市商工会のインスタグラム(@msasutenaburu2021)をフォローし、「#みどり商工会カレー」「#○○食堂(店舗名)」のハッシュタグを付けて、カレーの画像を投稿すると「QUOカード」が当たる抽選を実施する。
コミュニケーション店主らと取りながら
同じく期間中の「サステナスタンプ祭」は、みらい塾の生徒らが考案した謎解きスタイルのスタンプラリー。各ブロックで、店の人から与えられたミッションをクリアすることでスタンプをゲットし、そろったスタンプで謎を解くという仕組み。謎が解けたら3万円分の旅行券などが当たる抽選に応募できる。
3年生の横山琳香さんは「昨年も同じように、まちなかでスタンプラリーを実施したが、店舗の外でもスタンプが取得できるものだった。今回はちゃんと店の人とコミュニケーションを取りながら、まちを回ることができる仕組み」と説明。
「自分も大間々に住んでいるけど、商店街を通っても店に入ったことがなかったり、入ってもお店の人と話をしたことがなかったりしたので、参加するのが楽しみ」と話し、「地元の人にも多く参加してもらい、まちのことを知って『みどり市ってこんな魅力があったんだ』ということを伝えられたら」とイベントへの思いを語った。
同じく3年生の星野莉音さんは、みどり市商工会とのコラボレーション企画を通して「何かを提案して、それを実現するということが、コロナ禍でなかなか難しい状況の中、今回商工会の人たちに力を貸してもらい、いろいろなことを形にすることができて、いい経験になったと感じる」と話した。
写真=みどり市商工会「サステナブルWEEK」のチラシ