【公立後期入試】編集長は見た! 受験当日のあわやの大ハプニング
後期入試を目前に控え、あれこれ不安な気持ちになっている受験生もいることだろう。
今回は、受験をめぐるハプニング・トラブル集を紹介したい。もちろん実際にあった話だ。しかも、群馬の公立高校入試でのエピソード。この記事を読んで、多少のハプニングがあっても気にする必要はないということを知ってほしい。同時に、事前の準備や確認がいかに重要かを再認識しよう。
■受験当日、最初の国語で受検番号を記入し忘れたケース
太田市内のある公立高校を受験したAくんは、1限目の国語でいきなり失敗をやらかしてしまった。解答用紙に受検番号を書き忘れたのだ。公立の解答用紙には氏名は記入しない。受検番号だけが本人の答案であることを証明するものになる。
提出時に気が付いたので、記入することもできない。時すでに遅し。当然、2限目以降はそのことが気になり、集中できなかった。
初日、泣きながら塾にやってきた。先生方に励まされるも、やっぱり不安だ。それでも頑張って2日目も受験した。
結果は合格。この答案がどのように処理されたかは分からない。クラスの中で無記入が一人だったので、好意的に記入してもらえたのかもしれない。あるいは厳密に国語は0点で処理されたものの、他の教科が高得点だったので救われたのかもしれない。とは言いながら、合格したのは事実だ。
結果オーライの事例だが、受検番号の書き忘れにはくれぐれも注意しよう。
■当日、受検票を忘れてしまったケース
県立名門高を受験したBくんは、受験当日、受検票を忘れてしまった。受検票を忘れると、再発行手続きが行われるため、場合によっては、試験開始時刻が変更になることもあるようだ。この彼のせいで、この学校の試験開始時刻も若干遅れてのスタートとなった。この時点で、学校側のチェックが入り、マイナス点になってしまうのではなどと周囲は心配したが、無事合格。
彼によって、受検票を忘れても合否に影響はないことが証明されてしまった。
とはいえ、受検票を忘れた時点で、精神的なダメージは計り知れない。彼は性格的にマイペースで図太かったから、忘れたことをあまり気にしなかったようだが、普通ならパニック状態だ。
受検票は前日にチェックし、朝出かける前にも、必ず持ったかどうかの確認をしておこう。
万が一、同じような失敗をしてしまった場合は、このエピソードを思い出してほしい。
■当日受験会場を間違えてしまったケース
公立高校にはわりと近接している学校がある。たとえば太田工業と太田東高校、伊勢崎清明高校と伊勢崎興陽高校など。本番当日に受験する学校ではない方に行ってしまい、校舎に入って気づいたというケースも実際あった。当日、学校を間違えたCくんは、それでも早めに出かけたので遅刻せずに済んだが、ギリギリだったら、大変なハプニングになっていたところだ。
まず、受検する学校については必ず下見をしておくこと。その際、ルートもしっかりチェックしたい。それから万一のケースに備えて、早めに出かけることをおすすめしたい。