ホーム

»

学校ニュース

»

どうなる桐生市立小中再編【2】 広沢・桜木中学校区 統合後は桜木中?広沢中? 広沢小統合の是非も議論

学校ニュース

一覧はこちら

どうなる桐生市立小中再編【2】 広沢・桜木中学校区 統合後は桜木中?広沢中? 広沢小統合の是非も議論

教育全般

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2026.01.24 
tags:市学校規模適正化中学校区検討委員会 桐生市, 桐生市 中学校, 桐生市 小学校, 桐生市教育委員会

広沢・桜木2中学校区の検討委代表が集まった昨年10月の地域協議会(桐生市教育センターで)

写真を拡大

 桐生市教育委員会が市立中学校区ごとに設けた地域代表による検討委員会で約2年間議論され、小中学校統合案の協議が進む市立小中学校再編。連載2回目は「広沢・桜木中学校区」の現状と課題を探る。両中学校統合後の場所を桜木中にするか、広沢中にするかで意見が割れていた両中学校区。神明、桜木両小統合の話が進む一方、広沢小との統合の是非については「時期尚早」との声もあり、次回検討委の再協議に注目だ。

 「広沢・桜木2中学校区」のエリアには、小学校が広沢小、桜木小、神明小の3校、中学校が広沢中と桜木中の2校ある。


 市教委が両中学校区検討委の議論や児童生徒数減の推計を踏まえ、小中学校統合案を初めて示したのは昨年6~7月の第5回検討委。小学校は1回で統合すると規模が大きすぎて収容可能な学校施設がないため、2段階統合案とした。


 統合案を例示してみよう。小学校は「1案」が2029年度に桜木小と神明小を統合して神明小校舎を使い、そのさらに18年後の47年度に統合校と広沢小を再統合して広沢小校舎を使う。


 「2案」は29年度の桜木、神明両小統合で神明小校舎を使い、47年度に統合小と広沢小を再統合して神明小校舎を使う。


 中学校は「1案」が30年度に広沢中と桜木中を統合して桜木中校舎を使う。「2案」は35年度に広沢中と桜木中を統合して広沢中校舎を使うというものだ。


 市教委は当初、小中学校それぞれ「1案」のみを示したが、両中学校区検討委の要望を受けて選択肢を追加し、小中学校それぞれ2案ずつとなった経緯がある。


 市教委は当初案について、統合時期は▽単学級の学年が出ない▽望ましい学校規模(小学校12学級、中学校9学級)確保▽児童生徒が何度も統合を経験しない―などを配慮し、統合後の校舎は▽既存学校施設を使用▽必要な学級数を収容可能▽推計児童生徒数が多い―などを踏まえて提案したと説明する。



 小中学校統合案について両中学校区検討委ではどのように議論されたのか。


 両中学校区の検討委代表で議論した昨年10月の地域協議会では、小学校統合案について桜木中学校区から「桜木、神明両小統合に反対意見はないが、広沢小との統合は時期尚早との意見も出た」との発言があった。


 広沢中学校区からも「広沢小は(今から22年後の)47年度まで各学年2学級の適正規模を確保できる見込みで、広沢小の統合は議論されなかった。このまま(統合しない方向)でいいのではという考え」との意見が出た。


 こうした声を受け、小学校統合案については現段階では1案と2案のどちらかを選ぶことはせず、「桜木、神明両小統合を進める一方、広沢小との統合の是非については改めて議論する」との方向でまとまった。


 中学校統合案は、桜木中学校区が「(校舎の収容可能学級数が多く校地も広い)桜木中を統合後に使う1案なら(2案より)5年早く統合できる」と主張。一方の広沢中学校区も「両中学校区の地図を見ると広沢中のほうが真ん中に近い」として同中を統合後に使う2案を要望し、意見集約には至らなかった。


 ただ、その後の昨年10~11月に両中学校区が開いた第6回検討委では、広沢中学校区が従来要望していた2案を撤回。校舎・校地の広さや統合時期の早さなどを踏まえ、統合後に桜木中校舎を使う1案選択に転じた。


 桜木中学校区も、以前から要望してきた1案を推す意見が目立ったとはいえ、「広沢中を残すべき」「統合をいったん棚上げして通学時の危険性を話し合うべき」などと、広沢中学校区に配慮する意見が複数出た。


 両中学校区の検討委代表が小中学校統合案を話し合う次回地域協は、28日午後2時から桐生市教育センター4階401会議室で開催予定。統合後の中学校を桜木中、広沢中のどちらにするのか。22年後の広沢小統合の是非は―。難しい判断が迫られそうだ。


※これまでの検討状況(各検討委の配布資料や議事録など)は市ホームページ「桐生市学校規模等適正化中学校区検討委員会」の欄で見ることができる。

 

桐生タイムス

広告

編集部より 記事は配信日時点での情報です。

ページトップへ