笑顔と涙の巣立ちの時 県内高校で卒業式 卒業生、サプライズ合唱「すべての人への感謝を歌で」 創立85周年の桐商高で
群馬県内の公立高校で2日、卒業式が行われた。桐生市立商業高校(星野亨校長)では、全日制226人と定時制9人の卒業生が、式典直後にサプライズ合唱を披露し、涙を流しながら歌う姿も。卒業生は在校生や保護者、教職員に歌で感謝の思いを伝え、思い出深い母校に別れを告げた。
今年度で創立85周年を迎えた同校。卒業式は新型コロナウイルス禍以降、卒業生のみで行っていたが、今年は7年ぶりに全日制在校生が参加し、保護者や教職員を含めた約1000人が、式典会場の同校体育館を埋めた。
卒業証書授与では、全日制の商業科代表の松井栞奈さんと情報処理科代表の中島澄玲さん、定時制代表の久保心之介さんが登壇し、星野校長から卒業証書を受け取った。
星野校長は式辞で「今後の生き方に影響を与える出会いがきっとある。出会いを大切に。きょうここで別れを迎える出会いも、皆さんの人生を支えるともしびとして胸に刻んでほしい」と卒業生にエールを送った。
在校生代表の茂木愛寿さんの送辞に対し、卒業生代表として全日制の砂田快仁さん、定時制の前澤楼空さんが答辞を述べた。砂田さんは「困難にぶつかることもあると思うが、桐商で得た知識や経験を糧に前を向いて精進したい」と決意表明した。
式典直後のサプライズ合唱では、全日制代表の小野塚亜人さんと定時制代表の久保心之介さんが前に出て、在校生や保護者らに向けて合唱の意図を説明した。
久保さんが「全日制、定時制の卒業生が一つになり、すべての人への感謝を歌で届けたい」と語り、中村蹴斗さんの指揮の下で卒業生全員がスピッツの「空も飛べるはず」を熱唱。歌いながら感極まって涙を流す姿も見られた。
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