桐商ビジ研とスタバコラボ第2弾、タンブラーとポップをデザイン
桐生市立商業高校のビジネス研究部(小関香奈子顧問)がコーヒー店チェーン「スターバックス」の「桐生市場店」とのコラボ―レーション第2弾となるプロジェクトに取り組んだ。スタバで販売しているプラスチック製のカップ「リユーザブルカップ」の利用促進を図るもので、同部の部員らがデザインしたカップとポップが4月上旬から同店内に飾られる。
桐商ビジ研とスタバ桐生市場店とのコラボレーションは、昨年7月に同店のアルバイト説明会の会場で、たまたま別のイベントに参加していた小関教諭と部員らが同店の関係者と意気投合し、実現。同年9月、部員らが制作したウェルカムボードと店員が着用する蝶ネクタイを同店に納品した。
スタバでは、資源節約を目的に、繰り返し使えるリユーザブルカップを販売し、カップの利用者にはドリンク購入時に割引サービスを実施している。今回のコラボレーションでは、250円のカップを部員らが‶推し活〟や‶桜〟をテーマにデコレーション。カップに自分なりのアレンジを加える楽しみ方を提案することで、利用促進を図る狙いだ。小関教諭は「若い人でも手に取りやすい価格のカップの新しい楽しみ方が利用促進につながれば」と話す。
また、リユーザブルカップの利用をすすめるポップは、SNSで投稿・共有を楽しんでもらおうと「#(ハッシュタグ)推し活」といった言葉を並べ、日本の伝統色で彩った。さらに前回制作した蝶ネクタイに引き続き、桐生織を使ったリボンで飾り付け、目を引くデザインに仕上げた。こだわりは「スタバのシックでかっこいい雰囲気と、桐生織に合う色使い」と同部の齋藤沙耶副部長。
撹上悠佳部長は「地域に根差したスターバックス」を目指す同店とのコラボレーションについて「今後もぜひ続けていきたい」と話し、また「桐商ビジ研オリジナルのカスタマイズも提案してみたい」と具体的なイメージについても語った。