“女人解禁“8歳女児も出演 桐生賀茂神社の太々神楽奉納
江戸時代から続く神事を継承しようと14、15の両日、桐生市広沢町の賀茂神社で春季例大祭が開かれ、伝統の太々神楽(だいだいかぐら)が奉納された。
同神社の神楽は「宮比講社(みやびこうしゃ)太々神楽」と呼ばれ、江戸後期の1815年に当時の神官が発起したと伝わっている。明治維新後、一時中断されたが1882年に地元有志により再興され、1973年に太々神楽保存会が結成。その1年後には市の重要無形民俗文化財に指定された。現在でも春と秋の年2回、五穀豊穣と無病息災などを願って神楽を奉納している。
神楽殿では日本神話を題材とした演目「天岩戸(あまのいわと)開きの舞」が披露された。舞手を務めたのが今回初舞台となる同市のヨガインストラクター・曽根住子さん(47)。天細女命(あめのうずめ)の女神役を演じ、テンポの速い太鼓と笛の音色で鈴舞を踊った。



2024年からは神事の後継者不足を解消するため、「女人禁制」のしきたりを廃止し、昨年からは女性神楽師が舞台で舞を披露している。今回も天照大神役は最年少神楽師の8歳の女子児童が務め、大役を果した。
稽古の成果が実った天細女命役の曽根さんは「お面と衣装を着けての舞台は初めてで緊張した。大勢の観客の視線の中、太鼓の振動も感じられて幸せな気分で舞わせていただきました」と達成感を感じていた。
同神社太々神楽保存会の石坂亥士会長(55)は「神楽殿というのは人を育てる装置のようなもの。今回も新人神楽師たちが活躍できてうれしい。今後も披露するチャンスを与えていきたい」と話した。
太々神楽の練習は見学可能。毎月1日と15日の午後7時から同9時。会場は同神社境内の直会殿(桐生市広沢町6丁目833)。問い合わせは同神楽保存会(090-8778-1313)まで。
(編集部)
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