読者から激励の手紙「うれしい」 「桐生川の橋」調べた向田宏真さん(北小6年)─ 本紙連載中の理科研究で
本紙で連載中の「桐生市小学校理科学習発表会」。桐生川にかかる橋を上流の上藤生橋から栃木県境の境橋まで全37本、川の様子もふくめて調べて発表した向田宏真さん(桐生市立北小学校6年)=2月16日付5面掲載「桐生川の橋を調べる」=に、本社宛てで手紙が届いた。市内に住む86歳の女性からで、記事を読んだ感想や自身のふるさとの山川への思い、そして向田さんへの激励を込めた、丁寧で温かい手紙だ。
北小に手紙を届けると、じっくりと読んだ向田さんは「うれしい」とにっこり。家の近くの天神橋から上流へ、折り返して下流へと、お母さんと車で桐生川に沿って走り、橋を見つけては写真を撮って記録した。「調査の表現が楽しく素直に納得できました」とあり、さらに「お母様にとっても大事な宝物として一生の思い出になるでしょう」と書かれていたからだ。
自身については「赤城山と渡良瀬川は私を作った大きな要素であり、いつも桐生人として私を支えてくれています」と。そして「あなたの将来は何でしょうね。これからもいろいろなものに興味を持ってこつこつと進んでいって下さい」とも。
「広見橋より下流の河川敷にはサッカーコートとゴールがあって、とてもうらやましく思った」という向田さん。3年生から北小のチームに入り、センターフォワードとして県3位に。将来は「サッカー選手として活躍したい」との夢がある。
女性の手紙は「今日は私もうれしくて、良く眠れそうです」と結ばれていた。