今年度は新たに3校 桐生市教委の放課後子供教室、計14校区に広がる
桐生市教育委員会主催の放課後子供教室が、5月末から8小学校で続々と開講した。今年度から新たに設けられる3校も、16日の北小きっずルームを皮切りに、17日に新里中央、20日に菱で開講。不定期開催の3校を含めて、17校区中14校区に広がった。
学習支援と交流体験活動
子どもの居場所づくりと学校を核とした地域の教育力向上を目指し、2017年度から開設され全市に広がってきた同教室。内容は地域の実情に合わせて異なるが、大枠は週1回1時間程度の学習支援や体験活動で、講習を受けた地域コーディネーターとボランティアが子どもたちとともに過ごす。退職校長らも推進員として関わる。
北小きっずルームは毎週月曜日の放課後に開設。16日の開講式では参加した1~3年生7人と「地域のおじさん、おばさん」に田川昇一校長が「みんな仲間だよ。楽しい時間を過ごして、学校の外でも仲良くしてください」とあいさつ。互いに自己紹介して和気あいあいと活動開始。まずは宿題を広げる子どもたちを、先生でも親でもない大人たちが見守った。今後は前半を宿題、後半を交流体験に充てることにし、夏休みには「ビッグシャボン玉づくり」など特別な活動も計画されている。
ボランティアの女性は「民生委員3年目ですが、地域の子どもたちとも関わりたいと思い参加しました。元気をもらえますね」と話し、学び始めた手話を使って自己紹介した女性は「一緒にいろんなことを学んでいけたら」と笑顔を見せていた。