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伊勢崎高校の探究成果発表会「iTanQ”X”」に県内外41校が参加

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伊勢崎高校の探究成果発表会「iTanQ”X”」に県内外41校が参加

教育全般

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2024.08.22 
tags:iTanQ"X", 五島海陽高校, 伊勢崎高校 探究, 伊高, 伊高 SAH, 倉敷鷲羽高校, 天童高校, 県立伊勢崎高校

 県立伊勢崎高校(髙橋みゆき校長)は22日、中高生たちが日頃の探究活動の成果を発表する場として「第3回iTanQ”X(クロス)”」を境総合文化センター(伊勢崎市)で開催した。
 同イベントには県内外合わせて41校の生徒・教員が集まった。山形県の天童高校、岡山県の倉敷鷲羽高校、長崎県の五島海陽高校など県外からも12校が参加した(一部オンデマンドによる参加)。


 午前の部は、生徒が3~4名の班に分かれてグループワークを実施。「中学生、高校生時代における受験競争の是非」や「地域社会の再生や過疎化対策実施の是非」について、チャットGPT(生成AI)が作成した意見文を読み込み、それぞれの生徒が意見を発表し合った。
 参加した笠懸南中3年の磯部想真さんは「探究の授業がどういうものか分かってよかった」と高校から始まる探究の授業に興味を持てた様子。同伴した母親は「高校で行われている探究活動について興味があり一緒に来た。昔の一方通行の授業と違い、子どもたちが自分の意見を積極的に発表している姿を見て驚いた」と話した。

 

午前中の交流会の様子

 


 午後は、群馬大・副学長の板橋英之氏、高崎経済大・学長の水口剛氏、お笑い芸人アンカンミンカンの富所哲平氏ら7名を審査員に迎え、探究の成果をコンテスト形式で競い合う「”X”(クロス)カップ」が行われ、15組の中高生がエントリーした。1組の持ち時間は5分。発表を終えると審査員たちから鋭い質問が飛び交う場面も。
 最優秀賞には長崎県立五島海陽高校2年の泉 和穂さんの「離島(五島市)と本土(長崎市)の女性活躍について」が選ばれた。
 「課題に対して選択した解決方法が高校生の目線で捉えられていて、審査員の質疑に対する受け答えも評価されたようだ」と伊勢崎高校探究部長の山口将史教諭は話している。

 

“X”(クロス)カップの様子

【写真】審査員のメンバー

【写真】”X”カップの様子(写真は岡山県立倉敷鷲羽高校のプレゼン)

【画像】最優秀賞の五島海陽高の泉さんのプレゼン資料より(一部抜粋)

メモ

 同校では探究活動に力を入れており、東京大学名誉教授の上野千鶴子氏がオブザーバーを務める「iTanQスクール」(上野ゼミ)を毎月2回程度開催。このゼミには他校の生徒含め20人が参加している。

(編集部)

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