みんなで創る 投稿型広域学校新聞

　秋の修学旅行シーズンが始まった。桐生市広沢町四丁目の同市立広沢小学校(櫻井禎人校長)では18日早朝、同校６年生約57人が貸切バスに乗って出発し、１泊２日で鎌倉方面を訪問する。桐生・みどり両市立の中学校全校と小学校半数は１学期中に修学旅行を終えたが、残る小学校12校(あずま小中６年含む)が秋の修学旅行シーズンに実施する予定だ。
　広沢小は昨年１学期中に行った修学旅行を、今年は２学期に変更。昨年は創立１５０周年記念行事など秋に行事が集中したことなどから春に行ったが、今年は秋に戻した。
　行き先は神奈川県鎌倉市の円覚寺や鶴岡八幡宮、建長寺、高徳院(鎌倉大仏)などを巡って歴史や文化を学ぶほか、班別行動で横浜市の八景島シーパラダイスなどを楽しむ。
　同小６年の瀬山梨花さん（11）は、朝６時15分の集合時間より30分以上早く、母親の車で校内の集合場所に一番乗り。「友達とシーパラダイスに行くのが楽しみ」と笑った。
　同小６年の臼井旬平さん（12）は「鎌倉大仏がどれくらい大きいのか期待しているのと、ホテルは４人部屋なので〝人生初のまくら投げ〟に挑戦したい」と語った。
　出発式で櫻井校長は「まず自分自身、次に班の友達、そして修学旅行にかかわってくれた全ての人が楽しく過ごせるよう心がければ、必ず良い思い出になる」と呼びかけた。
　６年生たちは見送りの保護者に向かって「いってきます！」と大声であいさつした後、引率の先生たちと一緒にバス２台に乗り込み、意気揚々と鎌倉方面へと旅立った。
　桐生・みどり両市立小中学校の修学旅行は例年、小学校６年生が鎌倉など首都圏方面に１泊２日、中学校３年生が京都など関西方面に２泊３日で、それぞれ実施している。
　今年は全中学校が１学期中だったが、小学校は５月７校、６月５校、９月５校、11月７校とさまざま。広沢小をはじめ今年、１学期から２学期に変更した小学校が４校あった。
　桐生市教委の須藤英隆学校教育課長は「行事が集中する秋を避けて春にしたり、学級ができたばかりの春を避けて秋にしたり、学校によって多様な考えがある」と見ている。