会場は熱気あふれる“コマ劇場”ーコマ大戦桐生場所
金属加工業者らが技術をつぎ込んだ自作のコマを戦わせる「全日本製造業コマ大戦」の第6回「桐生場所」が7日、桐生市市民文化会館(美喜仁桐生文化会館)小ホールで開かれた。桐生、みどり両市をはじめ東京や埼玉、神奈川、長野、山形などの企業も含め総勢41チームが出場。直径20㍉のコマに込めた技術者の誇りとプライドが激突し、会場は熱気あふれる“コマ劇場”と化した。
NPO法人全日本製造業コマ大戦協会(愛知県北名古屋市)の規定に基づき、直径20㍉、全長60㍉以内のコマを所定の土俵上で戦わせるイベント。桐生場所は2018年から続いており、両毛ものづくりネットワークと桐生機械工業連合会などでつくる実行委員会が主催。市文小ホールでは初開催となった。
過去最大規模となった今回は、金属加工業者ら27社をはじめ、桐生工業高や太田工業高など県内外の7高校、フリースクール、個人など計41チームがトーナメント戦を展開。ともに2チームずつ出場した地元のミツバと小倉クラッチがベスト4まで勝ち残ったが、優勝は桐生場所皆勤賞のまるしんホールディングス(長野県岡谷市)、準優勝は前回3位の第一化工チーム(同県上田市)と、今回も県外勢がトップを占めた。
前回に続き「子どもコマ大戦」も開催。市内外の小学生ら計17人が出場する中、榛東中3年の島田美木雄さん(榛東村立榛東中3)が初優勝、前回準優勝の櫻井黎明さん(東京都荒川区立瑞光小5)が準優勝に輝いた。
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