【コラム】『紙に書く』(神子澤修)
始業式の中で、生徒の皆さんに【目標】の大切さをハーバード大学(アメリカ)が以前出したレポートを紹介しながらお話ししました。
ハーバード大学が、卒業を間近に控えた学生に【目標】に関するアンケートを行いました。
3%の学生が「卒業後の明確な目標と具体的な計画を作成し、紙に書き留めている」と答えました。
13%の学生が「卒業後の目標は設定したが、特に紙などには書き留めていない」と答えました。
84%の学生が「卒業後の夏を存分に楽しむこと以外は、特に明確な目標は設定していない」と答えました。
*アメリカの大学の多くは5月~6月が卒業時期です。
ハーバード大学は、10年後同じ卒業生に対してどのような人生を歩んでいるか『追跡調査』を行いました。とりわけ収入に関して、予想をはるかに上回る驚くべき結果が得られました。明確で具体的な目標を持ち、それらを紙に書き留めていた3%の卒業生は、残りの97%の卒業生の実に10倍の収入を得ていた、ということでした。
「明確で具体的な目標設定をすること」そしてそのことを「紙に書き留めること」が、いかに人生の成功の重要な【鍵】であるかということを端的に示していると思います。
このことは、私たち大人にとっても当てはまるのではないでしょうか。
大人も中学生も今年1年、【目標】を大切にして過ごしたいものです。
追伸です。
1月23日㈭午前6時から7時、前橋市倫理法人会の「モーニングセミナー」に登壇いたします。
会場は、前橋マーキュリーホテル(前橋市大友町3-24-1、℡027-252-0111)です。テーマは、「出会いで変わる人生」入場無料です。朝の早い時間帯ですが、いかがでしょうか。
桐生大学附属中学校 校長 神子澤 修
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