クビアカツヤカミキリの脅威に立ち向かう 桐生駅構内で市職員が防除講座、市民に被害拡大防止を呼びかけ ー6月
サクラやウメなどの樹木に深刻な被害をもたらす特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」。この昆虫の駆除と予防の啓発を目的とした市民講座が、6月28日(土)午前10時30分から、桐生駅構内にある桐生市民活動推進センターゆい「会議室」で開かれる。
この講座は、一般社団法人きりゅう市民活動推進ネットワーク(近藤圭子理事長)の主催によるもので、桐生市役所の公園緑地課に所属する齋藤隆浩氏を講師に迎え、クビアカツヤカミキリの生態や被害の実態、そして効果的な防除方法について詳しく解説する。
近年、全国的に被害が広がりを見せるなか、群馬県内でも昨年度だけで24市町村において計1万508本の樹木が被害を受けており、そのうち桐生市では1,308本にのぼるという。こうした状況を受けて、市民一人ひとりがクビアカツヤカミキリに対する理解を深め、身近な環境を守る意識を持つことが求められている。
講師の齋藤氏は「全国的に被害が拡大する中、みんなで一緒に防除をすすめていきましょう」と市民の協力を呼びかけている。
講座の定員は15名で、参加費は無料。参加を希望する場合は、同センター(☎0277-47-4066)へ事前の申し込みが必要となる。
(編集部)
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