【公立後期入試】前年より平均点が上がるー過去7年で比較・分析
17日、群馬県教育委員会が平成29年度の入試結果を発表した。これを受けて、みんなの学校新聞編集局では群馬県公立入試(後期選抜)の過去7年のデータの比較・分析を行った。
太田市内のある塾の塾長は「生徒が得点を持ってきた時点で、今年は平均が高そうだという印象を持った」と話す。実際、全教科で前年の平均点を上回った。5教科すべての平均点が前年度の入試を上回ったのは過去7年では初めてのことだ。
太田市内のある塾の塾長は「生徒が得点を持ってきた時点で、今年は平均が高そうだという印象を持った」と話す。実際、全教科で前年の平均点を上回った。5教科すべての平均点が前年度の入試を上回ったのは過去7年では初めてのことだ。
■過去7年の群馬県公立入試の平均点推移 ※クリックで拡大します
【国語の平均点推移】
過去7年で最も高い平均点になった。県教委の想定平均が55点だったので、次年度以降、若干難易度の調整が図られる可能性がある。
過去7年で最も高い平均点になった。県教委の想定平均が55点だったので、次年度以降、若干難易度の調整が図られる可能性がある。
【数学の平均点推移】
ここ3年50~55点で安定推移している。作問した県教委の想定も50~55点なので、出題意図と実際の平均点がきれいに収まっている。その意味では、次年度以降もこのレベルで推移していくのではないか。今年度の5教科の中では最も平均の低い教科になった。5教科で数学が最も平均の低い教科になるのは2012年以来。
ここ3年50~55点で安定推移している。作問した県教委の想定も50~55点なので、出題意図と実際の平均点がきれいに収まっている。その意味では、次年度以降もこのレベルで推移していくのではないか。今年度の5教科の中では最も平均の低い教科になった。5教科で数学が最も平均の低い教科になるのは2012年以来。

【社会の平均点推移】
過去7年、安定した平均点の推移をしている。昨年と比較すると若干平均点はあがったものの、今年度の5教科でみると、数学に次いで平均点の低い教科だった。作問した県教委は平均55点前後を想定していたので。狙い通りの結果になった。教科書改訂の関係で、次年度も傾向の変化を指摘する教育関係者もいるが、難易度的には同様に推移していく可能性もある。
【理科の平均点推移】
2014年以降、右肩上がりに平均点が伸びており、60点近い数字になった。作問した県教委は55点を想定しており、次年度以降は若干難易度の調整が図られる可能性がある。
2014年以降、右肩上がりに平均点が伸びており、60点近い数字になった。作問した県教委は55点を想定しており、次年度以降は若干難易度の調整が図られる可能性がある。
【英語の平均点推移】
ここ数年5教科の中でもっとも平均点の低い教科が定位置になっていたが、蓋をあけてみたら、5教科中3番目に平均が高い教科になった。英語の過去7年の経年平均でも過去最も高い数字になった。県教委の想定平均が50点前後を見込んでいたので、次年度は要注意の科目といえる。
ここ数年5教科の中でもっとも平均点の低い教科が定位置になっていたが、蓋をあけてみたら、5教科中3番目に平均が高い教科になった。英語の過去7年の経年平均でも過去最も高い数字になった。県教委の想定平均が50点前後を見込んでいたので、次年度は要注意の科目といえる。
(編集部=峯岸武司)
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