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1年生のときから育ててきた楽曲で全国へ 桐生清桜高和太鼓部 3年ぶり2度目の「和太鼓甲子園」出場

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1年生のときから育ててきた楽曲で全国へ 桐生清桜高和太鼓部 3年ぶり2度目の「和太鼓甲子園」出場

教育全般

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2026.07.15 
tags:全国高校生和太鼓甲子園, 和太鼓部, 桐生清桜高校

和太鼓甲子園出場を決めた清桜高和太鼓部のメンバー(上段中央は顧問の平山教諭)

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 「今年こそ、この曲で全国へ――」。桐生清桜高校和太鼓部(顧問 平山保教諭 部員39人)が26日、静岡県御殿場市で開かれる「全国高校生和太鼓甲子園」に出場する。全国から応募された動画による審査を勝ち抜いた10校だけが本選へ進める大会で、同校の出場は3年ぶり2度目。今回は3年生12人が、およそ7分40秒のオリジナル曲「相搏(あいうつ)」で日本一を目指す。

 

 実は、この作品が生まれるまでには長い道のりがあった。

 同部ではこれまで、代々受け継がれてきた「宴~うたげ~」という演目で大会へ挑んできた。しかし現在の3年生は「自分たちの代は、自分たちで作った曲で勝負したい」と決意。高校1年生の春ごろから創作を始めた。

 和太鼓の曲づくりに楽譜はない。メンバーが実際に太鼓をたたき、「このリズムがいい」「この流れなら盛り上がる」と意見を出し合いながら、動画で記録し、一つずつ形にしていく地道な作業。構成やストーリー、リズムまで何度も話し合い、できあがるまでに約1年かかった。完成した楽曲は部員の須田翔太さん(3年)によって、力量の拮抗した強者同士が激しくぶつかり合うという意味の「相搏」と命名された。

 同部部長の角田汐理さん(3年)は栃木県足利市出身。幼稚園の頃から和太鼓を続けてきた。地元を離れて桐生清桜高校へ進学した理由も「和太鼓と勉強を両立できる環境だったから」という。和太鼓歴の長い角田さんも「曲づくりは初めてだったので、本当に大変でした」と振り返る。

 完成した「相搏」で昨夏の「和太鼓甲子園」に挑んだものの、本選出場はかなわなかった。さらに秋の県大会でも曲をアレンジして再挑戦したが結果は3位。関東大会への出場権は獲得したが、全国には届かなかった。

 「3位は関東大会には行けますが、全国に出られず不本意でした。みんな『行ける』と思ってやってきたので、本当に悔しい思いをしました。会場では(清桜高和太鼓部が)一番泣いていたと思います」と角田さん。

 それでも、メンバーはあきらめなかった。

 大会のたびに演奏を見直し、表現を磨き、曲をブラッシュアップ。悔しさを積み重ねながら「相搏」を育て続けてきた。そして今年、3度目の挑戦で念願の全国への切符をつかみ取った。顧問の平山教諭は「大会用の曲を部員たちだけでゼロから創作して応募したのは、おそらく(同部では)初めてだと思います」と話す。

 

 和太鼓の大会では演奏技術だけでなく、曲の構成や音楽表現、パフォーマンスなども総合的に評価される。大会まで残された時間はあとわずか。

 何度も悔し涙を流し、そのたびに磨き上げてきた「相搏」。12人が打ち鳴らす一打一打には、3年間積み重ねてきた挑戦のすべてが込められている。

 

【写真】甲子園に向けて練習に励む清桜高校和太鼓部

(編集部)

 

 

 

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編集部より 記事は配信日時点での情報です。

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