県内大学・短大・養成所(専門) 看護師国家試験合格率ランキング
みんなの学校新聞は、厚生労働省が発表した資料に基づいて、平成29年度の看護師国家試験の合格率ランキングを作成した。発表資料は全国の大学・短大・専門(養成所)がそれぞれの学校種別ごとにならんでいるが、編集部では県内の学校のみをピックアップし、学校種別ではなく、国家試験の合格率でランキングを作成した。
■県内大学・短大・専門(養成所)看護師国家試験ランキング
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■大学と専門学校の違いは何か
進路を選択する上で、大学に進学するか、専門学校にするかは悩むところ。将来看護師を目指している人にとってはその違いについては気になるところだろう。
現役の看護師に聞くと、「大卒と専門卒では若干給与に1~2万円差があるところもあります。仕事の面では大きな違いはありません。ただ、今は新設の看護大学が増えていて、大卒ナースの割合は年々増えているそうですよ」と教えてくれた。
カリキュラムなど細かい違いについて、下記にまとめてみた。
〈 大卒から看護師の道 〉
看護大学は、今後さらに高度化・多様化していくと予想される医療に対応するため、患者の状況をしっかりと把握し、対応するための判断力や実践力を養うカリキュラムが組まれている。さらに、一般教養科目が充実しているのも特徴だ。4年制だからこそ、幅広い分野を学ぶことができる。大学院に進学し、さらに学び続けることも可能だ。
看護大学は看護師だけでなく、他にも多くの受験資格を得ることができる。卒業時には、保健師国家資格や助産師、養護教諭の受験資格を得られる大学もある。
さまざまな受験資格を得られるため、病院はもちろん、保健所や企業・学校などでも需要があり、卒業後の選択肢を増やすことができる。また、現場を経験してから大学に戻って助手となり、後進の教育の道に進む方も少なくないという。
看護専門学校は学費が安い傾向にあります。3年制ということもあり、大学の10分の1程度の学費で済む学校もあるという。