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シリーズ・大学受験を読む(1)ー今年の動向と来年の傾向

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シリーズ・大学受験を読む(1)ー今年の動向と来年の傾向

大学入試

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2015.10.01 

  2018年、18歳人口は118万人になり、以降、2024年まで減少を続けていく。いわゆる「2018年問題」だ。そして、2020年には、センター入試が導入されて以来の大学入試改革が控えている。今後、入試はどう変わっていくのか、大学はどう変貌を遂げていくのか。大学入試の“いま”を歩いてみた。(取材・編集部)

 

■今年の入試を振り返る

2015年入試は1992年のピーク時に比べ志願者は28%減少、一方で入学者は14%増加した。定員割れしている大学・学部は全体の43%とほぼ全入の時代。浪人生は難関大・医学部系を除けば激減した。

 このような状況の中で、「現役志向」「安全志向」「地元志向」が強まっていると、大学通信の安田賢治氏(情報調査・編集部ゼネラルマネージャー)は分析する。

 「経済的な問題もあり、現役で大学に進学することを受験生は望んでいる。ということは確実に合格できる大学の受験が増え、上位校を受けない傾向にあります」(同氏)

 今年の大学入試は新課程に切り替わり、より安全志向が強くなった。新課程のため、過去問などのデータが乏しく、対策が立てにくかったためだ。浪人生も新課程を避け、志願者が激減した。

 国公立大学の人気が相変わらず続き、小規模大学(特に女子大)苦戦の傾向も今年の特徴だ。

 学部志望動向でいうと、「理高文低」に歯止めがかかり、今年は文系学部が復活した。「景気回復が明らかになり、文系の就職が好転したことが大きいですね。入りやすくなった法学部の人気も復活しました」と安田氏。

 一方で、資格系学部の人気には明暗が分かれた。看護系は相変わらず人気だが、薬学部や医療技術系学部は軒並み人気がダウンした。

 「就職率が低くても、文系学部の志願者が増えた。大学で学びたい学部・学科を選ぶ大学選びの王道に戻りつつある」(同氏)

 

■ 来年度の入試をながめる

 では、来年度の入試はどうなっていくのか。

 安田氏によると、受験生の志望動向は、「現役志向」「安全志向」「地元志向」は強まるという。また、文系人気は加速するとみている。「来年から、すべてが新課程に変わり、移行措置が設けられないこともあり、出題範囲が広がり、入試問題自体は難化するのではないか」と分析。センター試験は数学・理科は平均点アップの方向に動くのではないかと予測する。

「国公立大学の人気は相変わらずで、学部学科の志望動向は今年と同様、理系にこだわらない受験生が増加するのではないか」

 

 ※2015年9月28日に東京で行われた「大学入試改革セミナー」の講演をもとに、再構成しました。

 

 

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