太田高校、選抜出場かなわず
28日、第94回選抜高等学校野球大会の出場32校を決める選考委員会が毎日新聞大阪本社(大阪市北区)で開かれた。
21世紀枠の出場校の候補9校に選出されていた県立太田高校は、甲子園の「切符」を手にすることがかなわなかった。
県立太田高校は1897年に創立した公立男子校。県内でも有数の進学実績を誇り、昨年は東大2名、東北大14名、京大4名をはじめ、国公立大学に155名(現役のみ135名)の合格者を出した。「文武両道」「質実剛健」の校風で、ラグビー部やサッカー部の活躍も目立つ。
今回、選抜の21世紀枠の候補9校に選ばれ、その動向に注目が集まっていた。
出場チームの内訳は一般選考28校(北海道1、東北2、関東・東京6、東海2、北信越2、近畿6、中国・四国5、九州4)、神宮大会枠1校、21世紀枠3校の計32校。このうち21世紀枠候補校の9校に太田高校が選ばれていた。
21世紀枠は東日本(北信越、東海以東)と西日本(近畿以西)から各1校、地域を問わない1校の計3校から選出され、28日午前中には各高野連の代表者が選考委員に向けて、オンラインで3分程度の選考理由のプレゼンテーションが行われた。
<21世紀枠候補9校>
【北海道】北海道札幌国際情報高校
【東北】福島県立只見高校(福島)(出場決定)
【関東・東京】群馬県立太田高校(群馬)
【東海】三重県立相可高校(三重)
【北信越】福井県立丹生高校(福井)(出場決定)
【近畿】滋賀県立伊吹高校(滋賀)
【中国】鳥取県立倉吉総合産業高校(鳥取)
【四国】高松第一高校(香川)
【九州】大分県立大分舞鶴高校(大分)(出場決定)
なお、第94回選抜高等学校野球大会(阪神甲子園球場)については、組み合わせ抽選会が3月11日(金)に行われ、3月18日(金)に開幕。13日間(休養日を2日含む)の日程で開催される予定。
(編集部)