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教育全般

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2021.11.12 
tags:大間 大間々, 大間々北小学校, 大間々南小 リモート食育授業, 大間々南小学校, 大間々給食センター

施設や調理の様子にくぎ付けになる児童ら(大間々南小で)

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■給食センターに“潜入” 初のリモート食育授業─大間々南小
 みどり市の大間々給食センター(持箸圭二センター長)は10日、大間々南小学校の2年生の教室と調理場をインターネットでつなぎ、リモートによるセンター見学会を初開催した。

 

 同市では毎年、給食センターの見学会や訪問授業などによる食育指導を実施してきたが、今年は新型コロナウイルスの影響により、これまで開催が見送られていた。そうした中、今回は同給食センター初の試みとしてリモートでのセンター見学会を開催。普段見ることのできない調理場にカメラが入り、ライブで調理作業などの様子を映し出した。

 

 大釜での調理の様子に「すごい大きい」「何作ってるの」などと画面にくぎ付け。調理員が「みんなが大好きなラーメンのスープを作ってます」と説明すると「大好き、おなかすいた」「毎日でもいい」と児童らは大興奮。


 他にもコンテナ室や揚げ物室などを見学し、栄養士と調理員に直接質問する時間も設けられた。「働いていてうれしい時は」という質問に、調理員が「みんなが『おいしい』と言ってくれていると聞いた時や、食缶がきれいにカラで帰ってきた時です」と回答すると、児童らは「おいしい」「毎日カラにする」などと笑顔で返した。


 授業を終え、2年生の新井琉生さんは「あんなに大きなヘラでかき混ぜているのはすごいと思った。作ってくれてありがとうという気持ちになった」と目を細めた。持箸センター長は「すごく興味を持ってくれて、楽しい授業になった。調理員と直接話などもできたので、自分たちの給食を作ってくれている人たちを身近に感じてくれたらいい」と話した。

 

■マグロ漁師の実態は? 590㌔離れた大間の港から─大間々北小
 みどり市立大間々北小学校(宮下玲子校長)で10日、ウェブ会議システム「Zoom(ズーム)」を活用した授業が行われ、約590㌔離れた青森県の大間町の港をつなぎ、5年生がマグロ漁師との交流を楽しんだ。


 5年生の社会科の授業で水産業について学ぶ中、「漁師さんの声を聞きたい」と企画された授業。社会科を担当する玉田和彦教諭が剣道を通じて大間町の人々と交流があったことから実現した。同小ではズームを使った授業はこれまでも行っているが、個人とつないで行うのは初めて。

 

211111_大間々と大間でZOOM授業大間と大間々をつないで行われた授業で、マグロ漁について質問する5年(大間々北小で)

 

 この日、“先生”となったのは漁師歴28年、マグロ漁歴16年となる渡邊良彦さん。港に係留した「第28開宝丸」から、「船の値段を教えて」「最高何㌔のマグロを釣りましたか」「1年間の収入は」といった子どもたちの質問に「中古で1000万円くらい」「最高280㌔」「1000万円、うち500万円くらいは燃料代などの維持費がかかる」などと丁寧に返答。また、船の中を案内し、いけすや魚群探知機、マグロの釣り針などを紹介すると、子どもたちは目を輝かせて見入っていた。


 「漁師となるのに必要なものは」と問われ、「やる気。仕事をする上で大切なのは判断力と行動力」と答えた渡邊さん。授業を終え、山本大雅さんは「大間のマグロ漁のことをいっぱい知ることができて楽しかった」と、鏑木結晴さんは「マグロを一人で釣るのはすごい。リモートの授業は楽しかった」と話していた。

 

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