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県立女子大文学部が来年度から文化情報学科を新設

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県立女子大文学部が来年度から文化情報学科を新設

大学入試

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2022.06.29 
tags:国公立 女子大, 群馬県立女子大, 群馬県立女子大 オープンキャンパス, 群馬県立女子大 入試情報, 群馬県立女子大 文化情報学科, 群馬県立女子大 新学科

新設の文化情報学科は総合教養学科が母体になって、再編される形で誕生する。定員を総合教養学科(現行)の20名から10名増やし30名にする。

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 2023年4月から群馬県立女子大(玉村町)文学部に文化情報学科が新設される。

 同大文学部には国文学科(定員50名)・英米文学科(40名)・美学美術史学科(30名)・総合教養学科(20名)の4学科があるが、来年度からは総合教養学科の募集が停止される。新設の文化情報学科は総合教養学科が母体になって、再編される形で誕生する。改編により定員も20名から30名に増員される。現在、総合教養学科に在籍している学生については学科は変更されず、来年度の新入生から4年間かけて段階的に文化情報学科に切り替わる。

 

学科を新設する目的

 今回、学科を新設する目的として、同大文学部総合教養学科の山崎隆広教授は「社会からの要請」と「カリキュラムのアップデート」をキーワードに挙げる。

「世の中の流れの中で、いわゆる文系の仕事でもデータを見る目が必要になってきています。また、今年度より高校でも高1から『情報』が必修科目になりました。彼、彼女たちが3年生になったときの共通テストには『情報』が試験科目に入ってきます。こうした社会からの要請という部分が学科新設の狙いの一つですね。学科のカリキュラムという部分では今も既にいろいろな分野の教員がそろっていますが、さらにそれぞれを有機的に結びつけ、学科として、よりアップデートを図っていきたいという思いもあります」(山崎教授)

 

 同大は4学年で1000人程度の小規模な大学だ。教員と学生の距離が近く、教育が「密」に行える少人数教育が特色だ。少人数だからこそ、フィールドワークや自律型の学びが実現しやすい環境にある。全国に国公立の4年制の女子大はお茶の水女子大(国立)、奈良女子大(国立)と群馬県立女子大(公立)、福岡女子大(公立)の4校しかない。共学化の流れが社会的に加速しているが、「女性だけの環境」は強みでもあるという。

「女性だけの環境は学生生活の様々な場面でも依存心が芽生えにくく、自立心を涵養できるよさがある」と山崎教授は話す。主体的に学問に取り組む学生が多く、様々な分野で社会のリーダーとして活躍する卒業生も多い。

 

 新設される文化情報学科は従来から開設されていた倫理学や哲学、社会学などの文系領域の学問に加え、情報学やデータサイエンスを学べるカリキュラムが取り入れられる。

「(壊して組み立て直すのではなく)今までの総合教養学科を増築するイメージで捉えてもらえればと思います。従来の科目をなくしてしまうのではなく、パワーアップする感じでしょうか」(山崎教授)

 たとえば1年次に履修する入門科目の中に「情報の数学」「メディア情報リテラシー」「データ分析入門」といった理系的要素の高い科目が新設され、文理の枠組みを取り払った科目横断型の学びの実現を図る。

 

 

入試関係のイベント情報

 7月16日(土)には対面のオープンキャンパスが開催される。その中で学部学科説明会(文化情報学科は11:30~13:00)や模擬授業も行われる(参加には事前の予約が必要)。また、8月20日(土)は「文化情報学科 特別シンポジウム」が企画され、外部ゲストを招いた講演や模擬授業が予定されている。

 7月1日(金)には16時から高校教員向けの説明会(事前予約制 予約はこちら)。

 さらに、7月16日(土)、17日(日)には対面のオープンキャンパスが開催される。その中で学部学科説明会(文化情報学科は7月16日(土)11:30~13:00)や模擬授業も行われる(参加には事前の予約が必要)。

 また、8月20日(土)には「文化情報学科 特別シンポジウム」が企画され、外部ゲストを招いた講演や模擬授業が予定されている。詳細は後日、群馬県立女子大学のホームページに掲載予定。

 

 

 

入試募集要項(文化情報学科)

 文化情報学科の入試の募集要項は下記の通り。入試情報の詳細については、県立女子大学文学部文化情報学科のページに掲載されている。

※表はクリック(タップ)すると拡大します。

(編集部=峯岸武司)

 

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