県立女子大で新学科開設記念シンポジウムの参加者を受付中ー8月20日開催
8月20日(土)12時30分から(終了は16時予定)来年4月に開設される群馬県立女子大文学部文化情報学科「開設記念特別シンポジウム」が開催される。
シンポジウムは2部制で、第1部では群馬県デジタルトランスフォーメーション推進監の岡田亜衣子氏による講演が行われる。講演内容は「群馬県が進めるDXと新しい人文科学の未来」が予定されている。
2019年12月20日付 毎日新聞記事より引用
■岡田亜衣氏プロフィール
群馬県デジタルトランスフォーメーション推進監(現職)
東京外国語大学卒。芝浦工業大学専門職大学院修了。NTT、インテルなどを経て、2020年1月群馬県CDO(チーフデジタルオフィサー)に就任。2021年4月から現職。
第2部は高校生などの生徒・学生を対象に、「文化情報学科」を知るというテーマで模擬授業や体験授業が行われる。
模擬授業では「地域研究の方法」と題して家庭社会学が専門の尹鉁喜(ゆん・じんひ)氏による講義が行われる。その後の体験授業では同学の6人の教員がそれぞれのテーマで講義を行う。参加者がどの講義を受講するかは当日、受付で申告する。
一階千絵
「スポーツの起源を探る」
ヒトはなぜ身体を動かすことを楽しんだり競ったりするのでしょうか。この体験授業ではいくつかの学説や世界の民族的な儀礼などを紹介することでスポーツの起源を紐解いていきます。
歸山亜紀
社会調査のしくみ
社会調査では正しいデータを得るために回答者にとっては答えたくないことがらについても尋ね、そして正直に答えてもらう必要があります。このためにさまざまな方法が考案されています。授業では、実際に体験して、その仕組みを考えてみましょう。
黒田覚
コンピュータのしくみを体験する
コンピュータは数学者のAlan Turingによって、紙の上で動く、仮想的な機械として設計されました。この授業では Turingの機械を単純にしたものをコンピュータを使わずに動かしてみます。
鈴木親彦
デジタル化された文化財を「 見る・知る・使う」
現在、様々な文化財がデジタル画像や3Dデータとしてデジタル化されています。ただ画像として閲覧できるだけでなく、ゲームに読み込む、バーチャル展示を行うなども可能になっています。情報化の力を得た文化財を、見つけ、深く知り、様々に活用するための基本的な方法を学びます。
細川雄一郎
「論理的に考える」とはどのようなことか
「論理的に考えよう」とよく言われます。しかし「論理的に考える」とは一体どのようなことなのでしょうか。この講座では、「嘘つきのパズル」を題材にして、この「論理的に」の意味を考えます。
山崎隆広
「メディア」ってなんだろう? 「メディア論」ってなんだ?
テレビ、ラジオ、新聞、インターネット、スマートフォン…。われわれは、様々な「メディア」といろんな形で関わりながら暮らしています。この授業では、いくつかの事例とテキストをもとに、「メディア(論)」とは何かについて考えていきます。
シンポジウムの定員は100名で、参加は無料だが、事前予約制となっている。申し込みは8月17日(水)までインターネットからできる。定員に達した段階で締め切る予定。
申し込みサイトはこちら(https://forms.gle/fP3wASpyKbppyXke9)。
(編集部=峯岸武司)