桐生特支と菱小児童が交流
県立桐生特別支援学校(小林一彦校長)に桐生市立菱小学校(前原通宏校長)の4年生が出向いての交流活動が6日、3年ぶりに実現した。両校児童は一緒にボッチャのボールを投げ合ったりゲームをしたり、笑顔や真剣な顔、相手を気遣う姿などが交わって、「また遊ぼうね」と手を振り合っていた。
桐特は旧菱中校舎にあり、両校は至近距離にありながら新型コロナウイルス禍で直接向き合う機会がなく、昨年度はオンラインでの交流だった。
今年度の菱小4年生31人は、6月にボランティアグループ「かるがもの会」に来校してもらい、車いすやブラインドウオークを体験するなど、福祉の体験的学びを進めてきた。パラリンピック正式種目であるボッチャも、この日に向けて3回ほど練習したという。
体育館での対戦は両校児童混合チームで、白いジャックボールに向かって赤、青のボールを投げ合うと一投ごとに拍手が送られた。
各教室では、まず自己紹介。「ディズニー好き」で一致して盛り上がったり、桐特児童が手作りした魚釣りゲームで糸が絡まって笑ったり。椅子取りゲームではチャンピオンの座を譲る動きを見せた子も、満足そうだった。
菱小に戻る児童とハイタッチし手を振って、「また遊ぼう」と名残惜しそうに見送った桐特の子たち。2学期には菱小に行く予定で、さらに交流が深まりそうだ。
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