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統合が予定されている沼田高校で学校説明会

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統合が予定されている沼田高校で学校説明会

高校入試

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2022.08.22 
tags:沼田高校 沼田女子高校, 沼田高校 説明会, 沼田高校 高校入試, 群馬 高校入試 公立

25年度には沼女との統合が予定されている沼田高校の校舎

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 2023年度進学希望者のための「沼田高等学校説明会」が18日、利根沼田文化会館で行われ、生徒やその保護者ら275人が参加した。同説明会では生徒会による学校説明や部活動紹介、職員による入学者選抜や進路概要などの説明が行われたほか、沼田女子高校との統合についても説明された。

 

沼田高校の「いま」
 沼田高校は1897(明治30)年に群馬県尋常中学校利根分校として創立。今年で創立125周年を迎え、群馬県内で2番目の歴史を持つ学校だ。1948(昭和23)年には定時制課程を設置し、3年間で卒業できる三修制を導入している。
 現在は全日制課程は普通科(120人・3学級)と普通科数理科学コース(40人・1学級)の計160人4学級編成。普通科は2年生から文系・理系に分かれ、文系は3年で文理系(主に国公立文系対応)と文系(主に私立文系対応)に分かれる。
 進路実績は21年度卒業生155人のうち、大学受験者は141人。合格率は90・1%と高い数字を挙げている。また、部活動にも力を入れており、加入率は97・5%(2022年4月現在)。5月に行われた県高校総体では男子総合成績で第4位となり、フェンシング・剣道・スキーの3競技で優勝している。

【写真】生徒会総務による学校案内・学校紹介

【写真】フェンシング部による部活紹介

【写真】吹奏楽部・軽音楽部による部活紹介

 

25年度には沼女と統合し新高校へ
 長い歴史と文武両道に力を入れる沼田高校は、沼田女子高校と統合し共学の新高校として2025年度の開校を予定している。設置場所は沼田高校で、既存の施設を活用しつつ、増改築する見通し。
 新高校でも全日制と定時制が設置され、全日制200人(5学級)、定時制40人(1学級)となる。23・24年度の両校入学者は25年度4月に新高校へ転学する一括方式がとられる。転学後は沼田高校4学級と沼田女子高校3学級の7学級編成となり、新たなクラス編成は行われない。
 校名は、両校の教職員と生徒、同窓会員らから募集した後、県教育委員会で集計し、両校の教職員が投票し幾つかの案に絞る。23年9月までには校名と具体的な授業内容をまとめた構想を示す予定。
 教育方針としては「高い学力の育成」「学校行事の充実と部活動の活性化」「新たな時代を切り拓く先駆者の育成」を掲げており、各科目の内容を深く追求する少人数でハイレベルな学習の推進やグローバルな視点の育成と実践的な英語運用能力の向上などに取り組むという。
 同説明会に訪れた沼田市内の中学校に通う生徒の保護者は新校の開校について「男女共学になることは、今の社会を考えれば当然の流れで望ましいこと。統合後は生徒数も増えるため、偏りのない教育を期待したい。統合についての不安はない」と話した。
 新校についての詳細事項は随時、両校のホームページや説明会などで発表していく。

(編集部=臼井晃斗)

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