【公立後期】過去15カ年分の平均点分析◇国・数・社編(過去3年の過去問あり)
前期入試の発表も終わり、公立高校入試はいよいよ後期入試に向けてラストスパートだ。みんなの学校新聞編集局では、群馬県公立高校の後期入試の平均点を過去15カ年分を分析し、過去問3カ年分を掲載した。受験生には直前の対策に役立ててもらいたい。
【グラフの見方】
青い折れ線グラフは経年の平均点の推移を表している。赤い点線は過去15年分の平均。オレンジは直近5年分の平均を表している。
赤い点線をオレンジの面が超えれば超えるほど、近年、平均点が上がり、易化傾向にあると言える。一方、赤い点線をオレンジの面が下回っていれば、近年、平均点が下がり、難化傾向にある。
■国語の分析
国語は昨年は62.9点。やはりその前年に比べ、難化した。今年も同じくらいのレベルの出題が予想される。資料を活用したリテラシー力を試すような問題など、知識より表現力・論理力に重きを置いた出題が増えるのではないか。
■数学の分析
過去15年を眺めると「上がり幅」が大きい年はその反動が大きく難化している。2008~2010、2012~2014などは顕著である。2021~22にかけては同様の上がり方をしているので、その意味で難化する可能性が高い。
■社会の分析
社会の平均点は過去15年でみても直近5年でみても55点前後に収まっており、この辺りを想定して出題しているとみられる。その意味ではやや難化するのではないか。公民は「フィンテック」「キャッシュレス決済」「SDGs」「パリ協定」など新しい用語が満載で、過去問で対応しているだけでは不十分だ。
※過去問については著作権保護の観点から、一部省略箇所があります。
(編集部=峯岸武司)