「自立の精神を養って」桐高通信制で入学式－14日
14日、県立桐生高校（高橋浩昭校長）通信制課程の入学式が、同校視聴覚室で行われた。同校通信制は、桐生女子高校時代を含めると76年の長い歴史を持つ。両校統合から４年目の今年度は55人が入学した。
式辞で高橋校長は「通信制での学びは自学自習が基本。自学自習を通して自立の精神を養ってほしい」と述べ、「もし前進するのが苦しくてたまらないと感じたときはそのままの自分でよい。変化の速度が少し遅くなったとしても、回り道だったとしても、間違いなく成長している。だから、自分を大切にしながら社会に貢献する人間になってほしい」とエールを送った。
通信制の同窓会役員として式に出席した石渡久子さん（８３）は市立保育園の調理師をしながら、1980年（昭和55年）に桐女の通信制課程に入学した経歴を持つ。「今は若い入学生が多くてびっくり。新入学生はあきらめない気持ちを大切にしてほしい。どんなに難しい科目があったとしても、やり抜いて卒業してほしい」と話した。
【写真】入学式後、集合写真の撮影をする新入生（桐生高校新校舎前で）
（編集部）
