受験生に接種費助成・新型コロナワクチン・中3生と高3生対象・桐生市が県内初
桐生市は22日、受験や就職活動を控えた中学3年生年代と高校3年生年代の市民に対し、新型コロナウイルスワクチン接種費の一部を助成すると発表した。同種の助成制度は県内初。事業費を盛り込んだ今年度一般会計補正予算案を、31日開会の市議会定例会に提出する。
進学や就職などの節目を迎える市内の中高生らの新型コロナ発症や重症化を予防し、受験や就職活動に万全の態勢で臨めるようにする。
助成額は任意接種者一人当たり上限8千円。市内の対象者1,633人の30%に当たる490人が接種すると見込み、補正予算案には事業費約390万円を盛り込んだ。
同ワクチンは3月までは全額公費負担で無料で接種を受けられたが、4月からは季節性インフルエンザと同様に、原則接種費用の自己負担が求められる。
荒木恵司市長は22日の定例会見で、「予防接種を受けやすい環境を整え、子どもたちが大事な場面に万全な体制で臨めるよう役に立ててほしい」と語った。