オンラインで交流 ハーバード大学の研究員と 桐生高校
県立桐生高等学校(高橋浩昭校長)で9日、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)海外オンライン研修が行われた。同校の1~3年生約20人が参加し、米国マサチューセッツ州ケンブリッジ市にあるハーバード大学で働く天羽龍之介氏とオンラインで交流した。
SSHの授業の一環として同研修を実施。海外で活躍する研究者の講義を受け、オンラインで交流することで、生徒の科学に対する興味関心を向上させるとともに視野を広げることを目的とする。
天羽氏は、ハーバード大学分子細胞生物学部脳科学センターの主任研究員。2015年から同大で神経科学の研究に従事し、「良いことがあったときのうれしいというシグナルが、脳でどのように作られているか」などを研究している。
講義では脳神経など専門的な話のほか、ハーバード大学のキャンパス風景や大学周辺の様子、食べ物事情なども紹介した。生徒らは天羽氏に「ハーバード大学にいる(働くまたは通う)日本人の人数」や「アメリカでの生活で身の危険を感じたことはあるか」など、さまざまな視点から質問。「ハーバード大で働き始めた頃の英語力はどのくらいだったか」という質問には「簡単な日常会話が話せたくらい」と回答し「行ってしまえば自然と覚えるし、言葉の壁はあまり感じなかった」と語った。
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