【コラム】『知名度』(神子澤修)
先週、群馬県内の私学団体主催の海外研修に参加しました。訪問先は、台湾でした。
台湾は、出生率が世界で1番低い国(*アメリカのCIA発表の2023年度版世界の合計特殊出生率による)ということで、急速に少子化が進んでおり視察させていただいた中学、高校、大学とも「生き残り」をかけて様々な対策を講じていました。そして、収入源は生徒・学生ということで校長先生が先頭に立ち、生徒学生募集に血眼になって取り組まれている様子でした。大変勉強になりました。
【画像】写真AC
それぞれの訪問校で、「群馬県ってご存じですか」と訊いてみました。残念ながら「行ったことないからわからない」との答え。その都度、47都道府県の中で人口は約200万人で第18位、面積は21位で鶴が舞っているような形をしている県です。草津温泉を始めたくさんの温泉で有名な県なんですよ」とお伝えしました。東京、大阪、京都、北海道などなど、いくつかの都道府県名が次々と出てきましたが、残念ながらわが愛する群馬の名前は出てこず。いまさらながら群馬県の『知名度』の低さを実感しました。
知名度=魅力度という側面があるとすれば、「何とかしなきぁ、だめだんべぇ!」という気分になった海外研修となりました。
桐生大学附属中学校 校長 神子澤 修
プロフィール
関連記事
広告