【コラム】『アンガーマネジメント』(神子澤修)
スーパーの店先に正月飾りが並ぶ季節となりました。何となく気忙しさが増してきたような気がします。
さて、先日の生徒朝礼で生徒の皆さんに、『平常心』の大切さをお話しました。
そして、『平常心』を失わせる原因として考えられるのは『怒り』であると伝えました。
私たち大人でも、日常の生活を送るうえでついつい感情的になり、怒ってしまい、言わなくても良いことまで言ってしまい人間関係を壊したり、遺恨を残したりするケースがあります。
私も40年近い教員人生の中で、感情的になって、平常心を失った状態で生徒を指導してしまい、たくさん失敗をしてきました。
【画像】イラストAC
アメリカでは、「アンガーマネジメント」(怒りを予防する心理療法)という分野の研究が進んでいます。
どうやって怒りと向き合っていくか、怒りをコントロールしていくかをテーマにしています。
怒りを回避する方法として
- 深呼吸を何回かする
- 6秒間沈黙する⇒人間の怒りのピークは6秒と言われているため
- その場から離れる⇒トイレに行く、飲み物を買いに行く
等があげられています。
自分の感情といかにうまく付き合っていくか、いかに平常心を保っていくかは中学生にとっても私たち大人にとっても大切な課題のようです。
私は、常日頃、「平常心」「平常心」と心の中で呟きながら生活を送っております。
桐生大学附属中学校 校長 神子澤 修
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