【コラム】『出会い』(神子澤修)
今年も残すところあと1週間となりました。月日の経つのは早いものです。
皆さんは、森信三さんという方をご存じでしょうか。
森先生は、昭和、平成を生きた教育学者であり哲学者です。「教育の師父」と呼ばれた方です。
森先生は、数々の名言を残しています。私が特に気に入っているのは
【画像】写真AC
「人間は、一生のうちに逢うべき人には必ず逢える。しかも一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に」
私たちは、人生の中で様々な奇跡的な出会いをしています。出会いは人それぞれですが、どこでどのタイミングでどんな人と出会うかは、その後の人生に大きな影響を与えます。
「あの人に出会えて素晴らしい人生になった」という出会いもあれば、「なんであんな奴と出会ったんだろう」というマイナスな感情を抱く出会いもあるかもしれません。でも、「出会っている事実」に変わりません。振り返ってみて、その時はマイナスと感じていた出会いも、その出会いから多くの気づきや学びがあったことに後になって気づくこともあります。そして、そうゆう出会いがこそが「人生のスパイス」になっているように思えます。
そういう意味で、森信三先生の名言は、奥が深いですね。
今一度、今年出会ったかけがえのない人々に思いを馳せながら、来るべき2025年を迎えたいと考えています。
桐生大学附属中学校 校長 神子澤 修
プロフィール
関連記事
広告