桐生市教育センターが開所・市議や自治会長ら内覧
桐生市小曽根町の旧市立西中学校校舎部分に市が整備していた市教育センターの開所式が6日、同センター玄関前で行われ、関係者がテープカットで新施設のオープンを祝った。開所式終了後は市議や地元自治会長、教育関係者らが完成したばかりの同センターを内覧した。
開所式には、市議や地元自治会長、教育関係者ら約50人が出席。荒木恵司市長と小林一弘教育長、人見武男議長がテープカットを行った。
荒木市長はあいさつで「この場所を桐生市独自の教育の拠点として、全国に誇れる教育文化都市・桐生の拠点として使っていきたい。関係各所と緊密に連携しながら、桐生独自の教育環境の確立に向け、教育行政の一層の充実を図りたい」と述べた。
市教育センターは、市新本庁舎建設に伴う分庁先として、市が2023年6月から整備し、昨年11月末に完成した。旧市役所にあった教委事務局や堤町にあった教育研究所(旧適応指導教室含む)、西小にあった教育資料室、文化財保護課埋蔵文化財係、収蔵庫などを集約した複合施設だ。
約9千平方㍍の敷地に鉄骨造5階建てA棟を新築、鉄筋コンクリート増4階建てB棟とC棟を改築。旧適応指導教室は、山手通り沿いに鉄骨造平屋建ての独立した建物を整備し、学校に行きづらい児童生徒が通う教育支援センターに改称した。
A棟は玄関エレベーターホールで、B棟は1階に文化財保護課、2階に教育総務課や学校教育課(教育研究所や教育資料室含む)、教育環境課、生涯学習課、3・4階に会議室や相談室などを配置。C棟は書庫などを置く。
駐車場は約130台を確保し、概算事業費は予算ベースで約16億4千万円。事業費の95%に充当でき返済額の7割を国が地方交付税で負担してくれる有利な合併特例債や、まちづくり基金などの活用を予定している。
開所式終了後には、出席者が同センターの各部屋を内覧。教委職員に案内されながら、B棟3・4階の会議室や相談室、同2階の教委事務局、山手通り沿いに独立した教育支援センター(旧適応指導教室)などを見学した。
【写真】関係者がテープカットで新施設の開所を祝った(桐生市小曽根町の市教育センターで)
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【写真】 B棟2階の教委事務局の部屋を見学する開所式出席者ら㊧(桐生市小曽根町の市教育センターで)