1年間探究した課題をプレゼン 桐高2年生、校内で発表会 外部講師も招待
県立桐生高校で21日、生徒が選んだテーマについて研究する「探求」授業の校内発表会が開かれた。生徒らは1年間取り組んだ成果をポスターにして発表し、外部講師から指導を受けた。
探求授業は生徒たちが数学や経済、文化、教育などのテーマから独自の課題を設定し、約1年かけて解決のために研究する授業。発表会は質疑応答や講師からの指導を通じて研究内容を深めたり、プレゼンテーション能力の実践を目的に開かれる。
講師には群馬大学大学院や共愛学園前橋国際大学などから教授、准教授、専任講師など12人が招かれ、生徒たちに助言などを行った。
21日に開かれた2年生の発表会には生徒313人、保護者約50人が参加した。
生徒たちは56のテーマに分かれ、「筋肉痛を早く治したい」「移り変わる恋愛傾向と愛の伝え方」などといった柔らかい内容から「グーグル機能を使った購買在庫確認システム」などの学校生活に根差すもの、「食品の売れ残りを減らすための戦略」などの社会問題へのアプローチと様々な研究を発表。参加者からの質問や助言などを受けながら研究への理解を深めた。
低速電動バス「MAYU」を使ったロゲイニング(オリエンテーリングに似たチェックポイントを周る競技)の提案と開催した結果について発表した2年生の生徒は「昨年5月に研究テーマをいったん白紙にするなど、研究の準備がとても大変だった。発表もすごく緊張した」と話した。
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