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「なぜ」掘り下げよう・探究テーマ設定に助言・桐高生に大学教授ら

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「なぜ」掘り下げよう・探究テーマ設定に助言・桐高生に大学教授ら

教育全般

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2024.05.23 
tags:桐生高校, 桐生高校 探究, 桐高

 県立桐生高校(桐生市美原町、高橋浩昭校長)は14日、2年生318人による探究学習の授業の一環として、県内の大学教授ら研究者を招き、生徒たちが設定した探究テーマに助言をもらう恒例の取り組みを行った。「なぜ? という部分をもっと掘り下げれば、表面的でない研究につながる」などと生徒たちに語り掛けた。

 探究学習は、生徒自ら問いを立てて情報を収集・分析し、周囲との意見交換を通して答えを探す取り組み。2022年度の「総合的な探究の時間」の必修化に伴い全国各高校で始まった。
 桐高では必修化に先駆けて先駆けて8年前から探究学習に取り組んでおり、探究テーマ設定への助言を求める取り組みも、今年で8回目の恒例行事となっている。
 今回は地域振興や経営起業、国際言語、歴史文化など各分野で56の探究テーマを設定した生徒たちが各教室に分かれ、講師に設定テーマをプレゼンした上で助言を求めた。
 経済・経営・起業分野の指導助言者となったのは、共愛学園前橋国際大の神宮貴子准教授。「ホワイト企業は儲(もう)かるのか」と題し、ハンバーガー店の労働環境と売上との関連を探るテーマを発表した生徒たちに対して「ホワイト企業という言葉の定義は? 労働環境とは何を指す? スタート時は言葉の定義を明確に」とアドバイスした。
 また別の生徒たちが売れ残り食品の活用方法を探るため、スーパーなどに聞き込みをしたいとの発表を受け、「着眼点は良いが、ただ聞くだけでは限界がある。もったいないとみんな分かっているのに、なぜ売れ残り食品を活用できないのかをもっと掘り下げると、表面的でない研究につながっていくのでは」とさらなるテーマの磨き上げを促した。

【写真】生徒たちに助言する指導助言者(14日、桐生高校の教室で)

桐生タイムス

 

 

 

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