夢に向かって旅立ちの日 各小学校で卒業式 桐生南では「2万人目」
桐生、みどり両市立小学校23校で24日、一斉に卒業式が行われた。桐生市立南小学校(佐藤利章校長、児童数190人)では33人の卒業生一人一人に卒業証書が手渡され、最後の一人で節目ぴったりの「2万号」に達した。2万人の節目を飾った卒業生は「節目にふさわしい、人の役に立てる優しい大人になりたい」と抱負を語った。
同校は創立150周年を迎えた昨年度までに、通算で19,967人もの卒業生を送り出しており、次年度33人目の卒業生が2万人の節目に該当することが決まっていた。
今年度の卒業生はたまたま33人ちょうどだったため、最後に名前を呼ばれた山根柚乃さんが2万人の節目に。式では佐藤校長から「2万号」の卒業証書を受け取った。
佐藤校長は式辞で「昨年度は150周年、今年度は卒業生2万人と、記念すべき慶事を重ねて迎え、改めて地域の皆さんに支えられていることを強く実感した」と述べた。
さらに「南小の卒業生としての誇りを胸に、未来に向けて全力で走り続けることを心から願う」と卒業生たちに呼び掛けた。
卒業生たちは「多くのことを学んだ教室、見守ってくれたクスノキ、南小のことをずっと忘れない」と門出の言葉を述べ、名曲「旅立ちの日に」を合唱して式を締めくくった。
2万号の卒業証書を受け取った山根さんは式典後、「驚いたし、うれしかった」と破顔一笑。「節目にふさわしい、人の役に立てる優しい大人になりたい」と抱負を語った。
さらに「将来はロボットクリエーターになり、『どこでもドア』などのドラえもんの道具を実際に作ってみたい」と夢を語った