都心部の家族6月から受け入れ らららこども園とすぎの子幼稚園で 保育園留学で桐生市
桐生市は21日、2025年度から新たに取り組む「保育園留学」事業について、22日から予約受付を開始し、6月2日から受け入れを始めることを発表した。受け入れ先は、らららこども園(同市東一丁目)とすぎの子幼稚園(同市新里町関)の2園。北関東では初の取り組みとなる。
保育園留学は、「キッチハイク」(東京都台東区)が展開するプログラムで、1~2週間、都心部に住む家族が地方に滞在し、子どもを保育施設に通わせるサービス。子どもは保育園の一時預かり制度を活用し園に通い、親はテレワークで働きながら家族で滞在する。21年11月に北海道厚沢部町のこども園で始まり、現在は全国40以上の自治体で行われている。
桐生市では、移住定住のメインターゲットの一つ「教育移住に関心のある子育て世代」に訴求する取り組みとして、今年度から保育園留学を実施する。受け入れ施設は、キッチハイクが選定した「らららこども園」と「すぎの子幼稚園」の2園。
市では今年度、各園ひと月に1家族の約20家族、総勢50人程度の受け入れを想定する。費用は1週間の滞在で、保育園の一時預かり、宿泊などの費用を含め約20万円。
同市は県が25年度予算の重点施策として掲げる「こどもまんなか推進」の取り組みである移住促進事業「親子でテレワーク移住体験」の対象地域であり、同事業は県と連携して実施。事業費は約1200万円で、そのうち385万円を県が負担する。
お申し込みはこちら
https://hoikuen-ryugaku.com/destination/25new
【写真】らららこども園の活動の様子
【写真】すぎの子幼稚園の活動の様子