太田の私設図書館「かたぐるま文庫」 伊藤忠記念財団の子ども文庫助成事業に採択
太田市東本町で家庭文庫(私設図書館)「かたぐるま文庫」を主宰する小此木京子さん(85)が、公益財団法人伊藤忠記念財団による2025年度「子ども文庫助成事業」に採択され、助成金30万円の交付を受けることが決まった。
かたぐるま文庫は1986年10月、小此木さんが自宅敷地内に開設。東京都阿佐ヶ谷の児童センター図書室で得た読み聞かせの経験や良書との出会いを、故郷である太田市の子どもたちへ還元したいとの思いから始まった。以来、およそ40年にわたり地域の親子に絵本の楽しさや読書の大切さを伝え続けている。
文庫には選び抜かれた絵本や児童書がそろい、子どもの年齢や興味に合わせて本を紹介。親子の交流拠点としても親しまれ、定期的に開催されるお話会には多くの家族が参加している。また、大人向けの読み聞かせ講座も開かれている。

【画像】同財団プレスリリースより
同助成事業は「すべての子どもたちに読書の喜びを」を理念に1975年度から実施され、国内外で読書啓発活動に取り組む団体や個人を支援してきた。2024年度までに延べ2925件、総額約12億円の助成実績がある。
かたぐるま文庫の採択は2001年度、2022年度に続き3度目。助成金は新たな蔵書の購入などに活用される予定だ。贈呈式は2月26日、東京都内の伊藤忠商事本社で行われた。小此木さんは「個人で文庫を運営しているので、多くの本を購入できるのはとても嬉しい。全国で活動する方々と交流でき、大きな励みになった」と喜びを語った。
(編集部)
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