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【コラム】『アクティブラーニング考』(神子澤修)

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【コラム】『アクティブラーニング考』(神子澤修)

オピニオン

みんなの学校新聞編集局 
投稿日:2025.06.20 
tags:桐生大学, 桐生大学附属中, 桐生大学附属中 神子澤修, 桐生第一高校

 ある塾でこんな話を聞きました。塾生は高校生です。

「うちの高校の授業は、アクティブラーニングが多いんですが、僕はやめてほしいです。もっとちゃんと教えてほしい。授業の内容が定期テストに反映されず、大学入試にもつながっていない」

 

 この話を聞いて、私は心の中で小さくガッツポーズをしました。

 アメリカから導入されて久しいアクティブラーニング。

*アクティブラーニングとは、生徒が受動的な姿勢ではなく、能動的に学習プロセスに参加する学習法。

たしかにアメリカ人のように自己肯定感が高く、「自分は素晴らしい」と思っている国民には向いているでしょう。ところが、自己肯定感が低く、自主性の乏しい国民性の日本人にとってはそもそもなじまないんじゃないかと常々思っていたからです。

「勉強」とは、読んで字のごとく「勉めて」て「強いる」もの。

「脳みそが汗をかいた」「緊張と集中で疲れたけれども身になった」

講義形式の授業の復権を私は願いたいです。

 

皆さんはどう思われますか?

 

 

桐生大学附属中学校 校長 神子澤 修

プロフィール

神子澤 修(みこざわ・おさむ)

<現職>

桐生大学附属中学校 校長

<略歴>

昭和35年 富山県生まれ

昭和59年 明治大学政治経済学部卒業

昭和61年 桐丘短期大学(現・桐生大学短期大学部)卒業

昭和61年 桐丘高校(現・桐生第一高校) 教職

<資格>

教員資格(社会・家庭・保健)

社会教育主事、管理栄養士、調理師、行政書士、危険物取扱者

産業カウンセラー、食育インストラクター、GCS認定プロコーチ、フードコーディネーター

 

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編集部より 記事は配信日時点での情報です。

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